舞岡公園 この花はユウガギクになるか
10月25日(日)
オギ
北門を出ると右側に湿原が広がっている。湿原にはオギかの穂が伸びている。このオギを今までススキと思っていた。オギとススキは見かけ上ほとんど変わらない。先日、この2つの花の違いを調べた。それによると、オギはススキより水の多いところに生育し、小花を見ると、ススキには長いのぎがあるが、オギの小花にはこれがないことを知った。そこで、ススキと思っていた小花を見直した。すると、長いのぎがなかった。ススキと思っていたのは間違いで、これはオギと分かった。見かけでの判断は危険と分かった。
上:オギ 下:ススキ
木道の脇に紫色の野菊があった。また、ノコンギクかと思ったが、すこし花が大きいようにも持った。花の直径を測ると3㎝ある。先程見てきたノコンギクの直径は2.5㎝である。わずかに大きく、色は青が濃い。そこで、冠毛を調べることにした。ノコンギクは舌状花をつまんで引き抜いても、冠毛は取れないが、ユウガキクは取れやすい。実際に取ってみると、冠毛が見られない。もう一度慎重に取ってみたが、やはり冠毛がついていない。筒状花を見ると、これにも冠毛が見られない。先日見たユウガギクの花の直径は4㎜だった。確信は持てないが、この野菊はユウガギクと思われる。調べると、カントウヨメナが出てきたこの花の冠毛もごく短いという。検討してみる必要が出てきた。葉を見ると両面とも短い毛がけっこうあるようだ。
花の直径:3㎝
冠毛:不明
冠毛:不明
葉
表:短い短毛
裏:短い短毛
撮影:10月12日
記 平成27年10月24日(土)