公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

小学校の運動会

104日(日)
 
 秋晴れの健やかな天気に恵まれ、近隣の小学校で運動会が行われた。学校へ近づくと、普段と違い、歓声が聞こえ、熱気が伝わってきた。
 最近は、小学校、中学校共に開会式のセレモニーに工夫が見られ、時間をかけている。聖火リレー、応援合戦、運動会の歌、スローガンの説明など、見学する人に熱気を伝えている。
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聖火
 
 プログラム1番、ラジオ体操が始まった。「えっ!」と思った。このところ長い間、ラジオ体操は忘れられていた。今まで流行のコミックなダンスを取り入れていたが、今年はラジを体操になっていた。昔は、運動会といえば、準備運動はラジオ体操に決まっていた。それだけに我々の年代には懐かしい体操である。懐かしいメロディーが流れ、児童の手足がリズミカルに動いている。「今の子供はラジオ体操など上手にできないだろう」と思っているのは我々の年代である。見ていると、そうでもない。労年配の我々と違い、からだが柔らかく、上手にこなしている。
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ラジオ体操
 
 応援合戦は、毎年華やかである。応援団の人はもちろん、それを支える児童も大きな声をあげ、叫んでいる。お腹の底から有り余る声を出すことはいい運動にもなる。「よくもまあ、あんなに続けざまに声が張り上げられるものだ」と感心する。我々は息がつづかない。紅組の応援団長はけがで片腕が使えなかったけど、一生懸命リードしていた。
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紅組の応援

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白組の応援
 
 プログラム3番、「はやくひらけ 金の玉・銀の玉」が始まる。昔はどこでも「鈴割」と呼んでいた。今はこのような洒落た名前が付けられている。1年生の演技だが、力が必要なので、急遽来賓などの見学者が加わることになった。
 ピストルの合図で、お手玉が投げられた。しかし、金銀の鈴はともにびくともしなかった。演技は一時中断になった。校長先生が出てきて、カッターで両方の鈴に割れ口をつくり、演技が再開された。それでも両方の鈴は割れなかった。再度校長先生の登場となるハプニングとなった。再び演技が開始されると、銀の鈴が割れた。少し遅れて金の鈴も割れた。
 2年生のダンスが始まった。黒の装束に、えんじと紺の頭巾という服装で軽快に動き始めた。実行委員の児童が考えた振付だという。最近の児童はこういう演出面で優れていることが分かる。
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2年生のダンス

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2年生のダンス
 
  5,6年生の「かけぬけろ!RUN 90m」が始まった。女の子が次々とトップを走り抜けていく。からだつきも女の子の方が大きく、力もある。男の子の中にも速い子がいる。今の児童はほとんどがひょろひょろとしていて、背が高い。背の高さに筋肉がついていないので、速く走れないようだ。遅くても、自分の力で走り抜けていく児童もいる。
 3年生の面白い演技が始まった。全員が緑と白の小旗を持っている。手、足の動きを見ると、まるで手旗信号を送っているようだ。1列が波のように動く場面も見られた。以前は小さな太鼓を使い沖縄の踊りを見せてくれた。今回も新しい小道具を上手く使った演技を見せてくれた。
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3年生のシンクロフラグ

 
撮影:103
 

  記  平成27103日(土)