公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

昨年の勢いがないキバナコスモス、ハナトラノオ

819日(水)
 
 中央花壇にはたくさんの草が生えてきた。ここは、ケヤキの根が蔓延り草花が育ちにくい環境になってしまっている。花苗植えのとき、取り除けるケヤキの根を取り除いたが、依然として水分や養分はケヤキの根に吸い取られてしまっているようだ。
 綺麗に草を取り除いたところに花苗を植えたのだが、いろいろな雑草が芽生えてきている。花壇の奥にエノコログサガ穂をつけている。エノコログサは今が最盛期なので、止むを得ないと思っていたが、サフィニアの周りにはスズメノカタビラが穂をつけてきた。いろいろな場所で見ると、スズメノカタビラはこの暑さで、大分姿を消していたのだが、ここの花壇では、急速に芽生え穂をつけた。この時期だから、一時コスズメガヤと見たが、よく見るとスズメノカタビラに間違いなかった。コスズメガヤは堅い土には芽生えてくるが、花壇には芽生えてこない。雑草も住み分けをしているのだろう。
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スズメノカタビラ

 コメヒシバも穂をつけている。ここは日がよく当たるので、芽生えのときはメヒシバと思っていた。ところが、葉や穂を見ると、コメヒシバであることが分かる。コメヒシバは日陰に育ち、ひ弱である。穂も細く、小花もまばらである。以外にコメヒシバも適応力があるということが分かった。
 コニシキソウの姿もある。1度すっかり取り除いたと思ったのだが、種子が土の中に残っていたのだろう。土の中を注意深く見たことはないが、いろいろな種子が混ざり込んでいると思える。また、雑草の種子は人の目で見分けられるほどの大きさにはなっていないと思う。しかし、ないと思われるところからいつしか芽生えが出てくることは不思議である。
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コメヒシバとコニシキソウ
 
 ここはエノコログサが所狭しと繁茂していたところである。この光景を見ると、そろそろエノコログサな最盛期は過ぎたと思える。穂の白色がかっているところから察すると、種子が飛び出した後のように思える。
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花期を終えたエノコログサ
 
 ここにはアメリカセンダングサ?が繁茂していた。確かにアメリカセンダングサかどうか確かめるために放置していたが、知らないうちにほとんどの姿が消えてしまった。誰かが抜いてしまったのだろうか。アメリカセンダングサ?の後にはヒメムカシヨモギが勢力を伸ばしている。このところ見ていると、ヒメムカシヨモギがどんどん伸びてくる。かなりの高密度で繁殖しているので、11本抜いていたのでは繁殖力に勝つことはできない「ここにもあったのか・・・」と思える日が続いている。
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勢力を広げるヒメムカシヨモギ

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勢力を広げるヒメムカシヨモギ

 キバナコスモスが咲き始めているが、異常な暑さのせいか昨年ほどの勢いがない。初夏頃はもっとたくさん芽生えがあったと思ったが、枝が高く伸びているものは少ない。この分だと、昨年のようなオレンジ色に染まった花壇の光景は見られない心配がある。
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昨年の勢いがないキバナコスモス
 
 ヒルザキツキミソウは見事な咲きっぷりを見せてくれたが、モントブレチアは余り花を見せず姿を消してしまった。これからはハナトラノオが花をつけてくる時期になるのだが、どうも勢いが感じられない。蕾は持っているようだが、これも暑さのせいだろうか。
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昨年の勢いがないハナトラノオ
 
 
撮影:815
 

  記  平成27818日(火)