公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

公園の中心へ進出するコスズメガヤ、オヒシバ、ヒメムカシヨモギ

817日(月)
 
 お祭りが終わり、公園を落ち着いて見られるようになった。花壇の草花だけには水を絶やさないようにしていたが、公園全体が水不足になってしまった。こんなに水が不足しているのに、雑草は次第ゝに公園の中心へ向かって勢力範囲を広げている。
 スズメノカタビラに似たコスズメガヤが大分進出している。そろそろ花期が終わりなのか、穂は緑から白色に変わり、太陽の光に照らされ、きらっ、きらっと光って見える。コスズメガヤは大きな株をつくらない。1株を摑み、引くと簡単に抜けた。水不足のこともあるが、根がそれほど伸ず、貧弱である。枝につく葉も小さい。葉の基部に毛があることが特徴というので確認すると、確かに認められた。
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公園の中心へ進出するコスズメガ
 
 人の足が踏み入る場所に進出する先駆けになっている雑草に、コスズメガヤやオヒシバがある。一見、コスズメガヤやオヒシバは踏まえると折れてしまいそうだが、小さいうちは踏まれることに強いつくりになっている。そのため、目立たないうちに成長し、穂をつけるようになる。
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公園の中心へ進出するオヒシバ
 
 ヒメムカシヨモギも進出している。土の柔らかい花壇などには限りなく繁殖し芽生えてくるが、土の堅いところでここまで大きくなることは少ない。最近ゲートボールの人が活動をしていないこともあり、刈り取られたり、踏まれたりしなかったことが幸いしていると思う。
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ヒメムカシヨモギ

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ヒメムカシヨモギの花序
 
 サクラの下に小さな群落をつくっていたタデが水不足で、葉を垂れてしまっている。多分イヌタデであろう思っているが、花が咲くまで待とうと思う。果たして、花が咲くまで残っているだろうか。
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撮影:815
 


  記 平成27816日(日)