公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

公園活動とアジサイ観賞会

615日(月)
 
 朝の空を見ると、どんより曇った梅雨空で、雨になりそうな気配が感じられた。しかし、しばらく待つと、薄日が出てきて、晴れてくる兆しが感じられるようになった。今日(6月13日)は、930分から公園活動、その後にアジサイ鑑賞会が行われることになっている。天気が気がかりだが、「何人来てくれるだろうか」と人の数も気になる。
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公園のアジサイ
 
 
 930分近くになると人が集まってきた。最少は公園活動になっている。公園は、落ち葉や枯枝、ごみが散らかっている。道路を見ると、散らかっていた落ち葉が数か所に集められていた。早朝来て、この作業をしてくれた人がいたことが分かる。
 自然に、落ち葉や枯枝を集める人、草を抜く人、伸びた枝や草を刈る人と分担された。熊手で集めると、枯れ葉の大きな山が出来た。大きな葉はマテバシイである。マタバシイは常緑樹だが、この時期に新しい葉と交代する。また、花の役目を終え紐状の雄花もたくさん落ちている。ヤマモモの下には、雄花と赤く熟した果実が落ちている。これらはみんな春の花時の艶やかさの残骸である。ケヤキの下を熊手で掃くと、小さな粒のようなものがぎっしりと集まってくる。これも春の残骸で、ケヤキの雄花である。
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綺麗になった公園
 
 集まった枯れ葉や枯枝は10袋近くになった。台車でごみ集積場へ運んだ。そろそろ次へ移ろうと、声を掛け合い、片付けに入った。刈込ばさみ、熊手、竹箒等が集められ倉庫に収納された。作業をした皆さんの額には汗が流れている。体は疲れているが、表情は明るい。皆さんで一緒に汗を流した喜びが現れている。
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集められたごみ袋
 
 手を洗い、アジサイ鑑賞会に入った。テーブルには、茶菓子と冷たい麦茶が用意されている。この日のために女性部長さんの計らいで用意されたものである。アジサイを見ながら歓談が始まった。
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茶菓子と麦茶
 
 アジサイが見頃で、花の青さが自然と目に入ってくる。アジサイの種類はたくさんあり、どれがどれに該当するのか定かでない。アジサイの原種は日本に自生するガクアジサイと言われている。このガクアジサイがヨーロッパにもたらされ、品種改良され再び日本に戻ってきたのがセイヨウアジサイで、これらがさらに品種改良され、現在に至っているという。アジサイは日本独特の花と言える。「きれいなものには毒がある」という。アジサイはどうかと、調べるとアジサイには青酸配糖体という毒性の成分があることが分かった。「やはりそうか」と頷いた。
 多くのアジサイの庭園などでは、これでもかと思うほど数たくさん植えられている。豪華さは伝わってくるが、人が多く、しんみりと味わうことはできない。そこへ行くと、この公園はアイサイがバランスよく植えられているので、アジサイの趣が伝わってくる。しんみりとアジサイの美しさを魅了するにはうってつけの場所と勧めたい。

見ごろのアジサイ
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撮影:612
 

  記  平成27614日(日)