公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

桧木内川のサクラトンネルとシダレザクラ(角館)3

428日(火)
 
  今日は天気がいいので、桧木内川両岸のサクラ並木を遠くまで見渡すことが出来る。川の水は豊富で、滑らかに流れている。サクラ、土手の緑、動く川の水がつくる風景は、のどかな春のひと時を味わわせてくれる。
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サクラ並木
 
 土手から川の縁へ降りた。ここから見るサクラ並木もまた違った趣がある。昨年この土手には黄色いスイセンが咲いていた。見ると今年も咲いている。河川敷に花壇が整備され、そこにチューリップが植えられている。町の中では花が咲いていたが、ここではまだ蕾だった。水辺に近いので、多少気温が低いのだろうか。
 河川敷を歩くと、珍しそうな草が見えた。葉を見ると、ナズナに似ている。しかし、ナズナにしては太く大きい。花はまだなく、上の方に小さな蕾のようなものがかたまっている。何だろうか、即座には分からなかった。
 後日、写真を見ながら考えた。町の中ではサクラの下によくナノハナが植えられている。ひょっとしたら、「ナノハナかもしれない」と思いついた。しかし、どことなく葉の形が違って見える。いろいろ図鑑を当ると、セイヨウアブラナセイヨウカラシナが出てきた。ナノハナのようだが検討してみたい。
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セイヨウアブラナ
 
 ソメイヨシノのサクラトンネルに入った。やや早いのだろうか。昨年より花の数がずっと少ないのに気付いた。昨年は風が吹くと、花びらが舞った。そのような雰囲気は味わえない。サクラトンネルから出て見ると、サクラは満開に見える。トンネルの中だけが花が少ないようだ。トンネルの中は、日当たりが悪いせいかもしれない。
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サクラトンネル
 
 伝承館へ通じる道へ出ると、沿道にはシダレザクラが続いている。出店もあり、多くの人で賑わっている。この辺が一番の見どころらしい。シダレザクラがきれいなので、写真に収めようとすると、人の足が止まない。人抜きでは撮影が難しい。
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ベニシダレ

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ベニシダレ
 
 サクラトンネルへ戻り、さらに進むと、展望台がある。ここからの眺めは素晴らしい。展望台へ通じる通路は人が1人通れるほどの狭さなので、ゆっくりは景色を楽しむことが出来ない。わずかの時間であるが、みんな交替で出入りしていた。
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展望台からの眺め
 
 スイセンが見えたので撮影した。土手を見ていると、珍しそうな草があった。何だろうかと見ると、近くにフキの葉が見えた。「これはフキノトウが伸びてきたものらしい」と思った。しかし、確信がなかった。図鑑を見るとフキであった。フキノトウはよく見ているが、このように大きく成長した時は見ていなかった。
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フキ
 

撮影:422
 

  記  平成27427日(月)