桧木内川のサクラトンネルとシダレザクラ(角館)3
4月28日(火)
今日は天気がいいので、桧木内川両岸のサクラ並木を遠くまで見渡すことが出来る。川の水は豊富で、滑らかに流れている。サクラ、土手の緑、動く川の水がつくる風景は、のどかな春のひと時を味わわせてくれる。
サクラ並木
土手から川の縁へ降りた。ここから見るサクラ並木もまた違った趣がある。昨年この土手には黄色いスイセンが咲いていた。見ると今年も咲いている。河川敷に花壇が整備され、そこにチューリップが植えられている。町の中では花が咲いていたが、ここではまだ蕾だった。水辺に近いので、多少気温が低いのだろうか。
後日、写真を見ながら考えた。町の中ではサクラの下によくナノハナが植えられている。ひょっとしたら、「ナノハナかもしれない」と思いついた。しかし、どことなく葉の形が違って見える。いろいろ図鑑を当ると、セイヨウアブラナ、セイヨウカラシナが出てきた。ナノハナのようだが検討してみたい。
セイヨウアブラナ?
ソメイヨシノのサクラトンネルに入った。やや早いのだろうか。昨年より花の数がずっと少ないのに気付いた。昨年は風が吹くと、花びらが舞った。そのような雰囲気は味わえない。サクラトンネルから出て見ると、サクラは満開に見える。トンネルの中だけが花が少ないようだ。トンネルの中は、日当たりが悪いせいかもしれない。
サクラトンネル
伝承館へ通じる道へ出ると、沿道にはシダレザクラが続いている。出店もあり、多くの人で賑わっている。この辺が一番の見どころらしい。シダレザクラがきれいなので、写真に収めようとすると、人の足が止まない。人抜きでは撮影が難しい。
ベニシダレ
ベニシダレ
サクラトンネルへ戻り、さらに進むと、展望台がある。ここからの眺めは素晴らしい。展望台へ通じる通路は人が1人通れるほどの狭さなので、ゆっくりは景色を楽しむことが出来ない。わずかの時間であるが、みんな交替で出入りしていた。
展望台からの眺め
スイセンが見えたので撮影した。土手を見ていると、珍しそうな草があった。何だろうかと見ると、近くにフキの葉が見えた。「これはフキノトウが伸びてきたものらしい」と思った。しかし、確信がなかった。図鑑を見るとフキであった。フキノトウはよく見ているが、このように大きく成長した時は見ていなかった。
フキ
撮影:4月22日
記 平成27年4月27日(月)