公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

武家屋敷のサクラ(角館)1

426日(日)
 
 新幹線が角館駅に着いた。ホームへ出るとそこには行列が出来ている。一行はみんな角館の桜見学であることが直ぐ分る。駅を出て、荷物をロッカーへ入れようとすると、大きなロッカーを除けばみんな塞がっている。この状況を見て、やはり予想通りの人出と思った。 
 駅を出ると、大きなシダレザクラが迎えてくれた。これはベニシダレのようだ。他に白色のシダレザクラもある。どの角度から見ても見事である。
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駅前のベニシダレ
 
 武家屋敷へ通じる道路には桜祭りへ訪れた人を歓迎する飾り付けがしてある。また、各店もサービスが行き届いている。武家屋敷が近づくと、遠くからもサクラが見え、多くの人が押し寄せていることが分かる。
 沿道はシダレザクラが多い。大きな樹から垂れた枝に花がたくさんついている。しかし、「おやぁ」と思うことがあった。昨年より花数が少ない。1つ1つの花を見ても輝きがないようにみえる。蕾が多いところを見ると、昨年より1週間ほど早かったのが原因と思える。 
 公園へ入ると、ソメイヨシノが見事に咲いていた。「ソメイヨシノが満開を迎える」と予想されていたが、正しく予想通りだった。花弁は全開しているが、落ちているものが少ない。昨年は風が吹くと、たくさんの花弁が散ったが、今年は少しの風でも1枚も舞うことがない。素晴らしい光景に出会った。
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 サクラを見分ける1つの方法にがく筒をみるとあるので、シダレザクラについて調べた。がく筒に毛があり、下が膨らんでいる。この特徴はエドヒガンと同じである。シダレザクラエドヒガン系が多いというが、その通りのようだ。
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がく筒に毛がありエドヒガンの特徴を示している
 
 公園の一角にアカマツが植えられている。またすぐそばにはカラマツ?が植えられている。ここへ来るとここをよく見ることにしている。どちらも昨年と同様に新緑の風情を味わわせてくれる。
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カラマツ
  
 武家屋敷通りを歩くと、屋敷の塀からツバキが枝を出し、赤い花をつけていた。サクラの花の下でひときわ目が惹かれ、きれいに映る。角館ではサクラとツバキが同時に咲いているが、関東ではツバキの後にサクラとなる。同時に見られるのも此処ならばであろう。
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塀から出たツバキ
 

撮影:4月22日


  平成27年4月25日(土)