公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

スイセンの花を見る

113日(火)
 
  彼方此方でウメの蕾が膨らみだしたので、神奈川通公園のコウバイはどうなっているだろうか気になっていた。白幡の森などへ行ったついでに様子をうかがった。時刻が2時半を回っていたので、コウバイのあるところは日陰になってしまっていた。
 見ると蕾はよそより小さい。「随分ちいさいなぁ」と思った。調べると、昨年は124日に開花を見ているので、まだ早いのかもしれない。ここは平地なので、幾分は早いと思ったが、山手の方が早く咲くようだ。何が原因なのか後日調べてみたい。少しは大きくなっている蕾はないものかと探すと、ポツリポツリと見つかった。しかし、いずれも山手よりは小さい。
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コウバイの蕾
 
 コウバイの近くにロウバイがある。この花はコウバイよりもだいぶ遅れて咲くが、小さいので、枯れていないかが気になっていた。蕾はまだかなり小さい。このロウバイの近くにスイセンが咲いていた。いつも公園の中で最初に咲くので、それほど驚くわけでもないが、「この寒さの中でよく咲くなぁ」と感心する。大きく、黄色い花びらを広げた姿は頼もしい。公園を訪れた人に春を告げているようだ。
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 公園にハナモモの樹がある。公園のハナモモの樹は枝が垂れる。いわゆるシダレモモになる。地面近くまで下がった枝にぎっしり花をつけるので、花時は見応えがある。緑色の枝についた冬芽はたくさんの毛で包まれ開花まで保護されている。
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ハナモモの冬芽
 
 ハナモモの隣のヒメリンゴは昨年たくさんの果実をつけた。球状の赤い実がたくさん吊下った姿は名の通り小さなリンゴに見えた。写真を撮り、クローズアップするとどちらがヒメリンゴか分からないくらいであった。冬芽を見ると、先が細く、茶褐色の短い毛でおおわれている。
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 公園に1本のトウカエデの樹がある。この樹を最初ムクゲの樹と間違えていた。いつみても一向に花が咲いてこないので、「おかしいなぁ」と思い、葉をよく見直すと、トウカエデであることが分かった。若い枝を見ると、小さな赤褐色の冬芽が対生している。この姿は普通のカエデによく似ている。葉の形は少し違うが、トウカエデはカエデの仲間であることが分かる。
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トウカエデの冬芽
 
撮影:18
 
 
  記  平成2618日(木)