公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

ツバキが咲く

110日(土)
 
 日中は暖かそうだが、子供たちは学校へ行っていることもあり、公園には人がいない。人のいない公園は寂しいものである。周りの樹々も葉を落とし、寂しさを一層かきたてているようだ。
 
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                      立町みはらし公園 
 
 公園にはケヤキソメイヨシノ等が植えられている。どれも葉を落としている。枝を見ると冬芽がつくられ、膨らみ始めている。それを見ると、生命の営みを感じる。ケヤキソメイヨシノの冬芽の位置は高い。また、ケヤキの冬芽は非常に小さい。ソメイヨシノの低い枝を探し当て、接写写真を撮った。冬芽の様子が分かる。見ると、数枚の赤褐色の鱗片でしっかりと包まれている。形は、楕円形をしており、先がやや細くなっている。
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 公園の奥まったところに数本のコナラの樹がある。すべての葉が落ち棒状になった姿を数歩離れたところから見ると、小さな冬景色になっている。都会の小さな隅にも冬が来ていることが実感できる。
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コナラ
  
 斜面にあるシラカシの陰に赤いツバキが咲き始めていた。ツバキとサザンカはよく似ている。おしべのつき方を見ると区別がつくというので確認した。おしべは筒状になっている。ツバキに間違いない。サザンカの季節からツバキの季節へ変わり始めてきたようだ。
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咲き始めたツバキ
 
 階段の脇にエノキとアラカシの樹がある。エノキは根元近くから幹が数本に分かれ、大木になる。先日はいくつか果実が下がっていたが、今は1つもない。一方アラカシは一見シラカシに見える。葉が幾分広く、鋸歯が鋭ければアラカシになる。急な階段を降りた。これから白幡の森へ向かうが、いったん道路に出てからまた急な階段が待っている。今度はそこを上らなくてはならない。
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果実を落としたエノキ
 
撮影:18
 
 
  記  平成2718日(木)