公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

ハクバイがもうすぐ咲きそうになった

19日(金)
 
 風がなく暖かい日になったので、10時ごろ立町の方へ出かけた。歩くとマフラーがいらない。横断歩道へ近づくと、信号が赤に変わってしまった。青に変わるまで車の行き来を見送った。住宅街を抜けると目の前に図書館がある。昨年までここへよく来て本を借りていった。今は自宅の本を読んでいるので、たまにしか寄らない。目指す公園はこの図書館の上にある。昨年末にも来たばかりである。そのときハクバイの蕾に色がついていた。年が明け、あるところではコウバイが咲いたので、「もしかしてら」と期待をしていた。
 たくさんある蕾は前よりは色がつき大きくなっている。開花しているものはないかと探したが、開花へ至っているものはなかった。やや期待が外れた。未だ開花には早い、もう少し時間が必要なことが分かった。
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蕾が大きくなったハクバイ
 
 ハクバイの状況が分かったので、他の樹木などを見ることにした。コナラの株もとを見ると、つる性の植物がある。緑色のきれいな葉をしている。以前、この名前を知るのに悩まされた。葉が対生なので、ヘクソカズラが思いついたが、この時期にはヘクソカズラは枯れており、こんなに新鮮そうな葉をつけていない。結局キヅタになったが、お蔭でキヅタの葉にはいろいろな形があることを知ることができた。
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地面を這うキヅタ
 
 ついでにコナラの冬芽を見た。コナラの冬芽は枝先にいくつかかたまってついている。1つの冬芽を見ると、11枚の鱗片の縁に白色の毛があるせいか、鱗片の境がよく分かる。上の方の鱗片は細長く伸びているが、下へ来るほどまだ成長過程で、短く、形も丸みを帯びている。
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コナラの冬芽
 
 隣にエゴノキがある。この冬芽を見ると、驚くほど小さい。肉眼で見てもよく分からない。写真を撮り、拡大してみると、黄褐色の毛に包まれているので、冬芽であることが確認できる。赤みを帯びた枝につき、ほぼ楕円形をしている。
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冬芽の姿が分かってきたエゴノキ
 
 先日コブシの冬芽を見ているが、一回り大きくなったように思える。今日は冬芽を包んでいる毛が意外と長いことに気が付いた。この毛の長さを考えると、冬芽本体は意外と小さいようだ。
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長い毛に包まれたコブシの冬芽
 
撮影:18
 
 
  記  平成2718日(木)