公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

色づいたウメの蕾

16日(火)
 
  冬の岸根公園を見に行った。エレベータを降りて外に出ると風がなく暖かい。暮れの寒さがうそのようだ。正月休みの最後の日ということで多くの人が出ていることが分かる。池を見ながら坂を上って行った。
 モミジバフウの樹が見えてきた。葉はすっかり落ちているが、枝を見ると果実が吊下っている。果実は長い柄の先についており、丸く、表面が棘のようになっている。果実を追っていたら冬芽が見えた。樹木の冬芽の形は皆よく似ており、紡錘形をしている。モミジバフウの冬芽も同じである。日に照らされて黒光りしている様子が分かる。
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モミジバフウ              果実
 
 ウメの花は年が明けると早く咲く。どこのウメの冬芽も暮れには大きくなっていた。岸根公園のウメの冬芽は暮れに見ていない。予想はできるが、確認した。やはり丸く大きくなっている。外側の鱗片が剥け始め下地が見えている。
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ウメ               冬芽
 
 この斜面にはハナミズキも植えられている。ハナミズキの冬芽は帽子のように見える。帽子のように見えるのは花芽で、その下の方に見える小さな冬芽が葉芽になる。葉芽の先は尖っている。
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ハナミズキ             花芽と葉芽
 
 坂を上りきったところは広場になっており、そこにカツラの樹がある。カツラの樹の葉は丸みがあり、新緑は非常にきれいだ。坊主になった今はその面影がない。また、この木の幹ははがれやすいような模様があり、他の樹木と区別するのに利用できる。
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カツラ
 
 広場には1本の大きなネムノキがある。このネムノキは横へ長く枝を張っている。葉をつけると一回りも二回りも大きくなる。いまは房状の果実も見当たらない。
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ネムノキ 
 
撮影:14
 
 
  記  平成2714日(日)