1年を顧みて
12月31日(水)
三ツ池公園の桜
今年は1月から何度も三ツ池へ出かけた。三ツ池にはいろいろな草花や樹木がある。1つ1つ調べていくといくら時間があっても足りない。家へ帰て纏めると「ああこれを撮り忘れた、ここのところを見てこなかった」といろいろ反省させられた。そのたびに再度足を運ぶことになった。お蔭で三ツ池の草花や樹木を大まかにはつかむことができた。
その中で、マユミを追い、ヒメシャラとナツツバキの違いを追った。マユミは新芽にたくさんの虫がつき、花がほとんど見られなかったのが残念だった。ヒメシャラとナツツバキは幹を見ていたのではほとんど区別がつかなかったが、花が咲けば、その大きさが違うことで区別ががつくようになった。何とか幹で区別したいと思っているが、花が終わると分からなくなってしまう。
マユミ
ヒメヤラ
ナツツバキ
都築の公園
池
都築の方へも足を延ばし観察地点が広がった。細いせせらぎ、池があり農村の雰囲気が残されていた。ニュータウンとして開発される前は、ここは田畑、水田が広がり農村の風景であった。その一角が残され保存されている。特に自然観察園は貴重な自然が残されていた。
ここではユウガギクを初めてみた。名前は知っていたが、実物は見たことがなかった。また、池のほとりにアカシデも見つけた。もっとゆっくり見られたら、さらに新しいものが見つかったかもしれない。
ユウガギク
ユウガギク
アカシデ
舞岡公園
田園風景
舞岡公園に自然が残されているということを知り、こちらへも足を延ばしてみた。公園全体が田園のまま保存さえていたので、昔を思い出した。川があり、田畑がある。樹木もたくさん茂っている。狸久保にオニグルミの樹が何本もある光景を見たとは呆気にとられた。今まではポツリポツリ存在しているのを見ただけでも珍しいなぁと思っていた。また、ここには水車小屋があり、その近くにハンノキが水田沿いにあったのが印象に残った。「なるほど幹が直立している」と確認した。
水車小屋
ハンノキ
今年は観察範囲がいくらか広がり、新しい草花、樹木に出会う機会が生まれた。自然には広がりがあり、少し離れただけでも微妙な違いが現れることが分かるようになってきた。
記 平成26年12月31日(水)