京都 醍醐寺2
12月26日(金)
奥に進むと、再び紅葉の景色が見えてきた。醍醐寺旧伝法学院(修行道場)と書かれた立て札がある。紅葉に囲まれた奥にひっそりとした建物がある。この建物が修行道場なのだろうか。不気味な雰囲気が漂っているようだ。殺気を感じる。
参道に出るとのぼりの旗が続いている。奥まったところに小さな門があるので、そこを通ろと、視野が開け広い境内へ出た。鐘楼を左に見て進み、観音堂へ出る。綺麗な境内である。奥へ回ると、見事な庭園が広がっている。山を背景に、池を配した日本式庭園である。一目見して、その見事さに圧倒させられる。「こんな景色を楽しんでいたのは、誰だろうか・・・」昔の豪華な生活が偲ばれる。池に架かる橋を渡り、弁天堂へと移り、庭園内の景色を観賞しながら一巡する。道は細く人の列は絶えない。そこそこに写真を撮りもとの場所へ戻った。素晴らしい庭園の印象を思い起こしながら帰路についた。
鐘楼
境内を出ると、景色が一変し庶民の世界へ戻る。家が所狭しと寄り添っている。広い道路を見ると、キンモクセイが並木として植えられている。また、マンションへ通じる道にはトウカエデが植えられている。醍醐寺の境内の樹木には雄大さを、庶民の樹木には人情さを感じる。
キンモクセイの並木
トウカエデ並木
撮影:11月18日
記 平成26年12月26日(金)