公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

ハクバイの蕾

1213日(土)
 
 晴れ間がちょっとのぞく天気であった。天気はいまいちだが、このところ見ていない立町見晴らし公園の方から白幡の森の方へ出かけてみた。家を出るとき、寒いのではとマフラーをして歩くと暖かくなり、途中でマフラーはいらなくなった。 
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立町見晴らし公園
 
  サクラやケヤキはすっかり葉を落としている。箒状になった枝を通して遠くの景色が見える。夏ごろとはまた違った風景を味わうことが出来る。公園の片隅にナツミカンの樹が1本ある。その樹だけは緑の葉がついていて、黄色い果実がたくさんなっている。隣にあるカキの樹は対照的に実もなければ葉もない。近くに見るものが少なく、直ぐ遠方の景色が目に入るので、冬の景色には寂しさがあるのかもしれない。
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ナツミカンの樹
 
 奥にあるコナラには葉が残っており、茶褐色に色づいている。下の方の葉を見ると、まだ緑色をしている。先日、コナラについて調べていると、よく似ているものにミズナラがあると出ていた。今までそこまでは考えず、倒卵形で鋸歯が目立てばコナラと考えていた。資料によると、葉柄の有無でコナラとミズナラに分かれるということだった。そこで、葉柄を確認してみた。すると、確かに葉柄があった。従ってこの樹は今まで通りコナラになる。
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コナラ
 
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コナラの葉
 
 公園にはハクバイが1本ある。ハクバイは1月早々に咲いてくるので、いまの蕾の様子を伺った。既に丸い蕾が出来ていて、頂点の部分が色づき始めているのが分かった。開花にはまだ時間がかかるが、順調に花芽が成長しているようだ。
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ハクバイの蕾
 
 ハクバイの近くにエゴノキとコブシがある。エゴノキの冬芽は非常に小さくどのようになっているかよく分からないが、コブシの冬芽はもう白い毛に覆われ、寒さから身を守る準備が出来あがっている、大きさを見ると、長さが2cm、幅が1cmほどになっている。
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コブシ
 
 エノキを見ようと階段を下り始めると、黄色い花が咲いていた。キンシバイということが分かる。「えっ、このときに咲くの?」と吃驚した。どこかに蕾があるか探して見た。蕾のように見えるのは、皆抜けがらで、種は残っていない。ようやく1つ蕾を見つけた。こんなに寒いのに、何かの間違いではないだろうかと思った。
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 エノキを見ると、ほとんどの葉がなくなっている。黄褐色に変色した数枚の葉の間に黒い小さな果実が吊り下がっている姿は、見るからに寂しさを感じる。これが冬の光景なのかなぁ。
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エノキ
 
撮影:1212
 
  記  平成261213日(土)