仙人ケ岳でみた植物 ネジキか?
10月30日(木)
この樹はいままでで見かけていない。何という名前だろうか。葉は互生で、縁が波を打っている。柄は短い。少し離れたところにも同じような樹があった。こちらは葉が色づいているので、落葉樹であることが分かる。よく見ると果実が見える。果実は球状で、濃い褐色である。そして、皆上を向いている。これだけ分かっても、樹の名前は見当がつかない。
ネジキ?
インターネットの中の「樹木検索くん」が便利なので、葉と果実のポイントとなる事項を記入して検索してみた。その中から該当しそうな樹木を検索してみると、「ネジキ」が出てきた。写真はよく似ている。他の資料も調べてみた。葉の表面、柄には毛がある点は、ネジキの特徴を表している。果実のつき方もよく似ている。限りなくネジキに近そうだ。
果実
幹の様子を見ると、縦方向に割れ目が入っている。「ネジキ」の名前は幹がねじれることからきているという。幹を見ていると、そのような感じがつかめそうだ。
幹
これは何だろうか、丸い葉が他の木へ絡み付いているようだ。どこかで見た記憶がある。しかし名前が浮かばない。ちょっと見ると、一か所から3枚の葉が出ているように見えた。頭に浮かんだサルトリイバラとは違うかもしれない。そんな気がしたが、よく見ると勘違いであった。円形に近い葉の形、平行に走る葉脈から判断すると、やはりサルトリイバラでいいようだ。
サルトリイバラ
ネジキは初めて見た樹であり、この果実が印象に残った。サルトリイバラはよく見かけるが、周りの様子で違ったもののように映ってしまう。
撮影:10月24日
記 平成26年10月30日(水)