今治城でみた樹木
10月31日(金)
この城の石組は、今まで見てきた城の石組とは少し違っている。多くの城の石組は、大体同じ大きさの石が組み合わされ、見るからに頑丈さが感じられる。それに対して、今治城は石の形、大きさが不規則である。何処となく不安定さが感じられる。でも、説明によれば安定しているという。
不規則な 形、 大きさの石組み
天守閣へ近づくと、直ぐ隣に神社がある。ここは本丸跡だという。城と神社が同居しているのはどういう訳か珍しい。天守閣への入り口に2本の樹がある。1本の赤い実をつけた樹はクロガネモチであり、もう1本の樹は、昨日から色々な所で見てきているクスノキである。クスノキは、町の街路樹になっているし、車窓から見る山などにも連なって生えている。
左:クロガネモチ 右:クスノキ
天守閣を見た後、城の庭を散歩していると、エノキの樹があった。この樹にも赤い実がなっている。クロガネモチの赤い実は艶があったが、このエノキの実には艶がない。膨らみもなく、そろそろ落下する時期に来ているように見える。
エノキ
エノキの樹の根元を見ると、白っぽい花が咲いている。1つ1つは小さなものだが、集まって咲くと目に付く。「最初は何かなぁ」と見ていたが、丸味を帯びた艶のある葉、葉脈を見て、キヅタであることが分かった。
キヅタ
撮影:10月25日
記 平成26年10月31日(金)