公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

今治城でみた樹木

1031日(金)
 
 今治駅からバスに乗り今治城へ行く。海の近くにある城で、堀は塩水であるという。堀の外から見る城は天守閣を中心に、高く大きな塀に囲まれ荘厳に見える。
イメージ 1
 
 この城の石組は、今まで見てきた城の石組とは少し違っている。多くの城の石組は、大体同じ大きさの石が組み合わされ、見るからに頑丈さが感じられる。それに対して、今治城は石の形、大きさが不規則である。何処となく不安定さが感じられる。でも、説明によれば安定しているという。
イメージ 2
不規則な 形、 大きさの石組み
 
 天守閣へ近づくと、直ぐ隣に神社がある。ここは本丸跡だという。城と神社が同居しているのはどういう訳か珍しい。天守閣への入り口に2本の樹がある。1本の赤い実をつけた樹はクロガネモチであり、もう1本の樹は、昨日から色々な所で見てきているクスノキである。クスノキは、町の街路樹になっているし、車窓から見る山などにも連なって生えている。
イメージ 3
左:クロガネモチ    右:クスノキ
 
 天守閣を見た後、城の庭を散歩していると、エノキの樹があった。この樹にも赤い実がなっている。クロガネモチの赤い実は艶があったが、このエノキの実には艶がない。膨らみもなく、そろそろ落下する時期に来ているように見える。
イメージ 4イメージ 5
エノキ
 
 エノキの樹の根元を見ると、白っぽい花が咲いている。11つは小さなものだが、集まって咲くと目に付く。「最初は何かなぁ」と見ていたが、丸味を帯びた艶のある葉、葉脈を見て、キヅタであることが分かった。
イメージ 6
 キヅタ
 
 
撮影:1025
 
 
  記  平成261031日(金)