公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

雨の中の手づくり運動会

1016日(木)
 
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開会式風景
 
 ポツリポツリと雨が降り始めた。今日の天気予報は昼ごろから雨になるということだったが、予想が早まったようだ。こんな天気でも手づくり運動会は行われそうである。揃って出かけると、またポツリポツリが始まった。
 バスを降りると、傘が必要になってきた。皆が会場へ向かっている。老人会の運動会なので、意気込んでいる人はいない。皆のんびりと会場を目指している。
 入り口が混み合っている。「何をしているのかぁ」と思いながら順番を待った。遠くからはその様子が分からない。しかし、誰も騒ぎ立てる人はおらず、皆静かに順番を待っている。入口へ来ると、係りの人がメモ帳とヤクルトが入った袋を配布している。せっかく出かけてきた人への思いやりが窺える。
 役員さんはそろいの緑色のジャケットを羽織っている。見る顔、見る顔に張り切りが現れている。
 会場は三ツ沢グランドのサブグランドである。見学場所には、既にたくさんの人が集まっている。小雨なので傘をさしている人もいる。上空を見ると、少し明るさが見えてきた。北西方向の雲がくれば、雨がやむかもしれない。しかし、それ以外の周りは黒い雨雲でおおわれている。
 入場行進開始のアナウンスがあった。19ブロックの人が一斉に立ち上がり、フィールドの中に整列した。スポーツショウの行進曲が流れ、行進が始まる。スポーツショウの行進曲は東京オリンピックの時の行進曲であり、今日集まった人には懐かしい行進曲である。正面に入った各ブロックの選手団はにこにこ手を上げ、選手になりきっている。頼もしい光景である。
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入場行進
 
 開会式後、準備運動が行われた。これも懐かしいラジオ体操である。いまでは「ラジオ体操」という言葉と同時にこの体操が過去のものとなってしまった。昔は運動会と云えば、ラジオ体操が行われたものだが、いまでは小・中学校でもほとんどやっていないようだ。
 雨足が早まってきた。競技が始まったが、小雨の中での展開である。傘をさす人、ウインドブレーカーを着る人が出てきた。待ち時間にフィールドで立たされていると、雨が浸みてくる。防水の利いていない靴も雨がしみ込んできた。
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雨の中の玉入れ 
 
 雨足を見て、競技の展開が早まってきた。鈴割り、玉入れ、宝探しと進めたが、雨は止みそうもない。樹の葉を濡らしていた雨粒が頭や肩に落ちるようになった。樹のない所の席の人は、雨をしのぐために移動し始めた。
「これ以上続けるのは無理らしい」皆が同じことを思っていたと思う。その時、競技が中断され、参加賞等が配布されるアナウンスがあった。「中止」ということである。
 
撮影:1015
 
 
  記 平成261016日(木)