公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

台風一過の公園

108日(水)
 
 大型で強い台風18号が過ぎ去った。6日の夜中から朝方の雨の降り方は普通の雨よりは激しいようであったが、大型台風の感じはしなかった。午前8時頃に浜松市付近に上陸したと聞き、これから風、雨のふりが激しくなるのではと心配していたが、お昼頃になると外が明るくなってきた。もう過ぎ去ってしまったのではと思い、外へ出てみた。台風一過で、ほとんど風がなく、ぽかぽかしていて気持が悪いようだった。太陽がまぶしく感じた。
 こんな時は、「さぞかし公園は荒れているだろう」と見に出かけた。落ち葉が一面に散っている。風は強くなかったせいか、小枝の数が少ない。枯れ葉が一面に埋めている風景は、深まりゆく秋の趣を感じ抱かせる。
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枯れ葉が一面に埋めている風景
 
 公園を一回りしてみた。花壇の草花が大分衰え、キバナコスモスも勢いがなくなっている。雨風の影響がここにも現れていると思えた。ムクゲの樹の下には花がだいぶ落ちている。普段でも、次々に落ちるが、台風の後だけにその数も多くなっている。樹を見ると、花数はまだたくさん残っている。大分花は落ちたが、まだまだ楽しませてくれるようだ。
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 公園の南の隅に、タチアオイが無事に花をつけていた。この一角に数本あったが、親木などは既に枯れてしまっている。この1本だけが何とか生きを繋いでいる。来年は花をつけるだろうか心配になる。
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 南の道路側に回ると、ここにも落ち葉が溜まっている。秋が深まると、このような景色は続く。集めても、集めても落ち葉は増えてくる。風に吹かれて、同じ場所に溜まってくる。下が地面なら、自然の美しさが伝わってくるが、石畳では趣が伝わってこない。
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石畳に広がる落ち葉
 
 公園内を見た後、京急の土手を見た。クコが咲いている。けっこう前から咲いていたが、あまり注目していなかった。季節の移り変わりをとらえておこうと撮影をした。花を見ると、蕾がまだたくさんあるが、咲いている花にはみずみずしさがなかった。これも台風の影響だろうか。
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クコ
 
 最後にイノコズチを見た。今どこのイノコズチも穂が長く伸びて来ている。「花はどこに咲いているのだろうか」ちょっと見たのではさっぱり分からない。小花はたくさんあるようだが、先の方だけ開いているように見えた。これが花かもしれない。見ても、花という感じはしてこない。おしべのようなものが見えたので、接写写真を撮ってみた。すると、花らしさが見えてきた。
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イノコズチ
 
 
撮影:106
 
 
  記 平成26108日(水)