公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

フユザクラが咲き始める

930日(火)
 
  三ッ池公園から1月あまり遠ざかっていた。久し振りに行くと、「今頃フユザクラが咲いていて、ツルボが咲いていた」と昨年の記憶がよみがえってきた。いつもの通り南口から入った。丁度フユザクラが咲き出していた。まだ数が少ない。高い所にあるので写真が撮り難い。アップ写真を撮るために垣根に上ってみた。たった1輪だが撮影範囲にあったので助かった。マメザクラの園芸品種と言われているが、がくを見て面白い形をしていると思った。がく筒の形はアメザクラに似るが、その先が独特の形に思えたので、詳細を調べてみたいと思う。
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フユザクラ 
 
 土手に白いキクの花が咲いている。毎年見るが、名前を決めかねていた花である。花弁の数が少なく、どことなく不規則に見える。葉を見ると、下の方が非常に大きい。この大きさを見て、ノコンギクヨメナの類でないことが分かる。それでは何かというと、即座に答えが出てこない。ユウガギク、シラヤマギク・・・野菊の仲間は色々あるので、判定するのが容易ではない。その中で、「シラヤマギクではないか」とにらんでいたが、深く調べてこなかった。先日調べると、シラヤマギク、シラヤマギクが出ていた。どちらなのか。この二つは同じか、別物かの疑問が出てきた。専門書にはシラヤマギクの名前は出ていない。やはり、シラヤマギクになりそうだ。
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シラヤマギク
 
 シラヤマギクのすぐそばに青紫色の珍しそうな花が咲いていた。「何だろう」と思った。今まで見た記憶がない。上の方から垂れ下がっているし、路面では地を這っているようだ。しかし、つる性ではない。茎は角ばっているようだ。また、茎、花弁も毛がたくさんあるようだ。調べると、ヤマハッカの名前が出てきた。興味引く名前と思った。
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ヤマハッカ
 
 探すと見つかるもので、直ぐ近くに紫色の花が見つかった。これも初めてみる花である。花、葉を見てこの時期だからハギの仲間ではないかと思った。しかし、葉の形、付き方を見て、「ハギの仲間」が怪しく思えてきた。いろいろ調べてみたか、答えは出てこなかった。ハギなら、葉が3出葉である。これは単葉が対生になっている。何を手掛かりにしてよいか、検討がつかなくなってしまった。図鑑を片っ端からめくり、似たものを探した。ようやく「ナンテンハギ」に辿り着いた。ハギの頭になぜナンテンがつくのかはなはだ疑問である。何時か調べようと思っている。
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 トダシバがあった。この植物も長い間名前を決めかねていた1つであった。トダシバとは、「埼玉県の戸田地方に見られる」という観念から全国的に見られないだろうと思い過ごしていた。しかし、このことが間違っていた。調べると、この辺にあっても不思議でないことが分かってきた。
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トダシバ
 
撮影:926
 
 
  記  平成26930日(火)