公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

ムラサキエノコロ・キンエノコロを見る

 
8月7日(木)
 
 公園にコスズメガヤがたくさん現れてきた。これが出てくるとニワホコリ、スズメノカタビラの違いが気になってくる。花の開花時が多少ずれているので、ある程度は分かるが、厳密には分かりにくい。ニワホコリは出てきていないか探しに出た。見るもの見るものが、コスズメガヤでまだニワホコリは現れていないようだ。目定が果たせないので、公園の現状を見ることにした。公園内のところどころにクワが出現している。どこからどのよう経路で来たのか不思議である。クワには甘い実ができるので、鳥が運んできたことが一番の候補となるように思う。
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クワ
 
 ヘクソカズラの勢いはどう猛そのものである。いたるところに顔を出している。シャリンバイに巻きつくものがあると思えば、地面を這いずるものまでがある。小さな葉を見ると、ヤマイモを思わせる愛らしさがあるが、大きな葉には愛らしさはない。
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   芝生地の一角がきれいに刈られている。その芝生地にぽつりぽつりと伸びてきているものがある。見ると、ヒメムカシヨモギとアレチノギクである。中でもヒメムカシヨモギの成長の速さには驚くものがある。刈られ、抜かれしても次から次へと出現してくる。同じ芝生地にメヒシバが入り込んできている。地面を這うようにして枝を伸ばし、そこに新しい拠点をつくり、さらに侵入する勢いには驚く。 
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    左:ヒメムカシヨモギ 右:アレチノギク                   メヒシバ 
 
 わずかに残ったタチスズメノヒエは復調し、たくさんの穂をつけている。以前はタチスズメノヒエと競うようにスズメノヒエの姿があったが、いまは姿が見えなくなった。たび重なる刈り入れに耐えられなくなり、ここから姿を消したのかもしれない。
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タチスズメノヒエ
 
 紫色のエノコログサがある。ムラサキエノコロというものがあるが、普通のエノコログサも枯れ始めると、紫色ぽっくなってくるので、どれが本当のムラサキエノコロか分かりにくい。
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ムラサキエノコロ
 
  エノコログサの中にはキンエノコロもある。公園の片隅にキンエノコロがある。キンエノコロの穂は字の通り金色をしている。穂は幾分細く、直立している。他のエノコログサより一回り小さいようだ。 
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 キンエノコロ
 
 
 
    記  平成26年8月7日(木)