公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

お祭り 1日目

8月2日()
 
 昨夜雨が降った。雨の音を聞くと、梅雨が明けていないのかと疑った。少しの降りなら、お湿りがありちょうどよいが、明日からお祭りが始まるので、天気が気になる。様子を見ていると、どうも大雨にはなりそうもない。一時は提灯が破れないか、電線は緩んでいないか・・・と気になった。しばらくすると雨はやんだ。「恵まれた」と思うと同時に眠気が出てきた。
 朝は緊張したせいか、いつもよりいくらか早く目が覚めた。必要な家事を済ませ、神社へ行くと、すでに数人の人が集まっていた。今日は9時が集合時刻になっている。時刻になると男の人は集まって来た。女性の人は各自が分担したことを家庭で行っている。
 朝は気持ちがいい。蚊たちもいいチャンスとばかり寄ってくる。パッチと叩いても次が来る。蚊取り線香を持ち出し足元に点火した。匂いがあるものの、被害がてきめんに少なくなった。蚊取り線香の威力を感じる。
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お祭りが行われる境内
 
 神輿の飾り付け、テーブル出し,受付の準備をしていると、チラホラと寄付を持ってきてくれる人が現れてきた。まだお返しの準備が出来ていないので、慌てる。お返しお品は、お返しを入れる袋は・・・と探し出す。あったところにないと慌てる。
展示物の用意が出来ていない。昨年から、町内会の活動の様子を「知ってもらえるいい機会と思い、お祭りの準備の様子や公園活動の様子をお知らせする展示物を作っている。大きな写真で、大きな文字の分かりやすいものを作りたいが、諸事情があり、思うようなものはつくれない。見てくれる人の輪が広がって切れればと思っている。
 

 
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 神社の本殿での儀式が終え、山車、神輿への御霊入れの儀式が始まる。お宮関係の人が来る。まだ受け入れ態勢が十分に整っていないが、町会の主だった人は参加しなければならない。「2回手をたたき、2回礼をする」ことが神教の礼法だという。「どんないわれがあるのか」調べてみたい気がする。
 御霊入れの儀式が終わると、ホッとする。後はゆっくりとお祭りの準備に取り掛かれる。計画段階ではそれぞれの仕事を各担当にお願いしていたが、当日勤めの人もいるし、なかなか計画通りには事が運ばない。どうしても集まった人が総出で次から次へと動くことになってしまう。
 あっという間にお昼になってしまった。お昼の準備に勘違いがあり、少々慌てた。事の成り行きが分かったので、役員への弁当の手配が無事に済み、皆さんでお昼を味わうことが出来た。ボリューム十分なものを味わってほしいが、諸事情があって、安かなもので我慢してもらった。
 昼食後、なんだかんだと不規則な仕事が舞い込む。これを、あれをとお願いすることになるが、どの役員さんも気持ち良く動いてくれる。夜店の準備がある。図面を指し、お願いすると、直ぐに出来ている。「60wの電球がない」と声が出てきた。昨日の時はあった。神楽殿、縁の下等を探した。しかし、見つからなかったので、急きょ近くの店へ買いに行くことにとになった。後で考えると、もしかしたら・・・と、提灯を設置した時、紛れ込んでしまったことに気がついた。提灯の電球を点灯してみると、やはりその通りだった。「こんなこともあるんだぁ」と1つの反省になった。
 「氷がまだ来ないよぉ」と声が出た。時計をみると4時半近くになっている。女性部の人が集まり、夜店の諸準備を始め出したので、慌てだした。業者へ連絡を取った。「ええっ」という返事が返ってきた。「いま、配達に出ている」とも応えてきた。電話をしていて、今日はお祭りが多いので、業者さんの忙しい様子が察しられた。電話をかけ終え、神社へ戻ると、氷、かき氷機が届いていた。ちょうどすれ違いであったことが分かった。
 テント内で受付の作業をしていると、手元が、うす暗く感じた。町内会の顧問さんが「そろそろうえへ上げたら」とアドバイスしてくれた。その声で、「ああ暗くなったぁ」と意識した。「やはり経験豊富だ」と気がついた。
 テントを移動し、本部を神楽殿内へ移した。境内を見ると、まだ明かるいが、細かな作業をするのにはうす暗くなっていた。
 公園へ水を撒きに行った。昨夜雨があったので、朝の水くれを省いていたので気になっていた。花壇の草花だけに大まかに水をくれ、境内へ戻った。戻る途中、子供たちが神社へ向かっている。よく見ると、大人も同じ行動をしている。「お祭りが賑やかになり始めている」と予感がした。
 神社の階段下まで来ると、予感は当たっていた。浴衣を着た子供たちの姿も見えた。お祭りの雰囲気が十分に伝わってきた。境内へ上がると、人がいっぱいである。夜店は行列が出来ている。役員さんたちは忙しそうに動いているが、笑顔が伺える。
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夜店の準備風景
 
 本部へ戻り、溜まった作業を続けた。寄付してくれた人へ感謝の気持ちを込め金額と、氏名を書いた。墨汁がすぐ乾くので、ちょこちょこ足し、墨をすらなければならない。「濃くなれよ」と唱えながらこすると、濃くなった墨がにじんでくる。その墨を筆につけると、筆がしまってくるのが分かる。ちょうど使いどころになる。
 境内をみると、たくさんの人が出ている。「知らない人ばかりよぉ」と声がする。我町内にこんない多くの子供たちはいない。この子供たちには親がいる。知らないのは当然かもしれない。しかし、他所からも楽しみに来てくれることはありがたいことではないだろうか。「来て楽しみ、迎えて楽しむ」多くの人が集まり、楽しみを共通に出来ることは素晴らしいことだと思う。
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夜店風景
 
 最後の締めの盆踊りが始まる。境内から数人の子供が本部席へやってきた。「太鼓を叩かせてください」その声を聞いて、本部席の役員はどれほど喜んだことか。例年、浜の人たちが盆踊りに協力してくれている。我町内には、残念ながら太鼓をたたける人はいない。先日から役員の間に、「太鼓を叩いてくれる人は来てくれるだろうか」と懸念の声がしていた。「我町内はみんなから助けられている」幸せな町内であるとつくづく思った。「デデンガデン」勢いの太鼓の音が響いた。
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毎年来てくれる浜の人             盆踊り風景
 
 
  記  平成26年8月2日(土)