公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

お祭り前日準備

8月2日(土)
 
 天気はよ過ぎるぐらいに晴れ、暑くなった。明日からのお祭りに備え、9時から最終準備がある。
 まずはテントの設営である。最低4人いなければ、作業が始まらない。人数がそろったので、神楽殿の縁の下から鉄柱の骨組みを搬出する。町内のテントは旧式なので重い。しかも縁の下からの搬出は高齢の人には厳しい作業になる。狭い縁の下に一人が入り、重い鉄柱の束を持ち上げ、外へ差し出す。それを外で受けた人が境内へ運んでいく。2張りの骨組みを出し終えるには、この作業が数度続く。出し終えただけでも、暑さが堪える。特に縁の下へ入った人はすでに玉の汗が出ている。
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鉄柱の骨組み
 
 一呼吸してから組み立てに入る。昨年の記憶を頼りながら進めるが、すんなりと収まってくれない。鉄柱は順序を間違えると、最後のものがうまく入らなくなる。「こちらが最初だったかなぁ」とみんなで確認しながら進め、完成した。天幕をかけると、なんと梁が逆になっていた。折角ここまで進めたが振り出しに戻ることになる。旧式の部品を寄せ集めたもののせいか、毎年1度でうまくいかない。1張り終え、2張り目に入る。旧式でも先ほどのものとは多少仕組みが違っている。組み立てる順序の写真を見ながらだが、細かいところは経験が頼りになる。梁の留め金がだいぶ傷んでいて、すんなりと収まらない。そんな時はハンマーで叩くことになる。留め金が不完全な
ところ針金で固定する。
イメージ 3イメージ 2慎重に組み立てる           組み立て完成
 
 2張のテントが設営できた。暑さの中の作業なので、皆さん喉が渇いている。休息をとり、皆さんで冷たい麦茶を飲んだ。コップ1杯は簡単にのどを通った。しかし、まだのどの渇きはある。椅子に座り、疲れを癒した。
イメージ 4イメージ 5設営が終わった2張のテント              疲れを癒す   
    
 次は、残された1本の電線の設置である。昨年までは境内の中央に電線を通していたが、そこは神輿が通るので、違うところへ設置する計画にした。候補はいくつかあったが、最終的には神楽殿の梁から鳥居近くの樹へ張ることに決まった。決められた電線がうまく代用できるか、1度仮にかけてみた。どこにフックや滑車をつけたらよいかが分かり、仮止めを外し本止めに入った。滑車を使っているので、電線はうまく上がっていった。電線をつないだ紐を垣根に固定し、電線の設置が出来た。見るといい高さに上がっている。
 電線の設置を終え、テントを神楽殿前へ移動した。神楽殿の正面につるした提灯の高さが気になる。せっかくつるしてあるのにテントの陰になっている。テントを交換してみた。再び見直すと、何とかなりそうだ。
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楽殿前の提灯が見えるようになった 
 
 さらに作業を続けていると、昼食が届いたので、休憩をとり、食事をすることにした。蒸し暑いので、いくら冷たいものを飲んでものどの渇きは治まらない。食事をしながら、後何が残されているか考えた。山車、神輿が出てない。テーブルが出てない。夜店の設置が出来ていない。・・・考えるとまだまだある。「間に合うだろうか」と思うこともある。
 食後、山車と神輿を出した。いずれも1年間倉庫の中にあったので、埃を被っている。清掃をしてからの飾りつけになる。神輿は色あせた銅板を磨くことになる。ピカールが力を発揮する。山車は柱を立て、提灯をつける。電線や提灯を探した。提灯が足りない。電線は別のところにあった。そうこうしているうちに行くえ不明と思われていた町会の提灯が出てきた。どこを探しても見つからなかったが、意外なところに収まっていた。山車も準備できた。
イメージ 7イメージ 8 山車の組み立て           装飾を終えた山車        
 
 掲示板があった。一昔前はこの作業が大変な作業であった。何とかしたいという思いで、昨年から窓を利用することにした。掲示板は寄付された人の氏名と金額をを掲示している。窓に養成テープを貼り、その上に寄付者の氏名を書いた用紙をセロテープで貼る。準備作業が簡単になっただけでなく、後片付けも楽になった。
 朝9時から午後3時過ぎまでかかった。平日ということもあり、参加できる人には限りがあったが、少人数でも7分方の準備は終えたと思う。後は当日を待つことになる。
 
  記  平成26年8月2日(土)