ムクゲが咲く
7月2日(水)
上空の雲が暗く天気は不安定のようだったが、夏の神奈川公園を見ようと出かけてみた。歩いていると、思ったよりも天気の回復が早く、太陽の日が照り出してきた。汗をかきながら歩道橋の階段を上った。
到着すると、ヒメジョンが密集していた一角へ行った。そこは人手が入り、草はすっかり刈られてしまっていた。その後のヒメジョオンの姿は見ることが出来なくなり、残念だと思った。期待していても、自分の思うようにならないのが自然なのだと諦めた。公園内にヒメジョオンはまだけっこう見ることが出来る。しかし多くは新鮮さがなくなり、そろそろ終わろうとしていることが一目で分かる状況になっている。
ヒメジョンオはすっかり刈られていた
ケヤキ前の草地を見ると、枯れ始めたカモジグサが沢山見える。枯れ始めているが、先日より幾らか背丈が高くなったように見える。実際に計測していないので、明確なことはいえないが、「タンポポなどは花を終えると、花茎を一段と伸ばす」のと同じことがいえるのかもしれない。いつか調べてみようかとも思っている。
枯れ始めたカモジグサ
カモジグサに混じってイノコズチが目立ってきた。先日来た時は、イノコズチの成長には気がつかなかったが、今日は「大きくなっている」と感じた。この姿などを見ると、やはり本格的な夏に入ったと思える。
目立ってきた イノコズチ
ツツジの上をヤブガラシなどが覆っている。その中にヒルガオと思えるものがあった。ヒルガオに間違いないだろうか確認した。花の付け根を見ると、翼がある。これはヒルガオではない。ヒルガオと思えた葉を辿っていくと、ヒルガオの花につながってはいなかった。この葉はヤマノイモである。2つのつるが絡まってツツジを覆っていたのであった。それにしても、よくヒルガオというが、見るものがコヒルガオばかりで、ヒルガオはほとんど見ない。
公園の南東の入り口にはムクゲがある。今年も大きな花を咲かせた。一重のムクゲは5弁花というので、このムクゲは一重に見えたが、八重になるのであろうか。花が大きいので中がよく見える。花の中心部は赤くなり、虫を寄せるようになっている。「雄しべはどこにあるか」ちょっと見ると分からない。中央に伸びているのは雌しべであることが分かる。すると、この雌しべの柱に絡みついているようなものが雄しべになりそうだ。
撮影:7月1日
記 平成26年7月2日(水)