アジサイ観賞会
6月15日(日)
きれいに咲いたアジサイ
公園作業では、花壇に繁茂してきたササ(アズマネザサ)を伐採した。春先伸びきったヤブランを伐採したとき、ササも同時に伐採されたが、その後ササの成長が早く、すっかりヤブランを覆いこんでしまった。このまま放置すると、ヤブランが成長出来なくなってしまう。
ササの退治は容易ではない。刈り込みバサミで一気に伐採したいところだが、ヤブランは残したいので、それが使えない。剪定ばさみの手作業で進めなければならない。混生してしまった花壇をかき分け、ササだけを刈る。屈みながらの作業なので、長続きがしない。一休み一休みの作業になる。ササは根をしっかり張っている。「根こそぎ抜き取ろう」と引っ張ってもびくともしない。根は花壇全体に張り巡らされているのだから当然である。根茎から株状になって這い出ている。根茎は切れないので、仕方なく這い出た株の根元を切っていく。かなり退治したと思っても、振り返ると、ごく一部しか進んでいない。ササの繁殖力の凄まじさを痛切に感じた。
主な作業はササの伐採だったが、次々に来た人がそれぞれ他の仕事を分担してくれた。草をむしる人、花壇の内外を清掃する人・・・とみんなが進んで作業に取り掛かった。日頃きれいに保っているが、それでも多くの人で公園作業をすると、いろいろなものが出てくる。公園を利用する人の一部だと思うが、ゴミ捨て場とか犬が糞をするところと思っている人もいる。一部の人のために、人手が入らないと公園はゴミ捨て場になってしまう。
作業前 :ササが繁茂している
作業後:ササが除去された
活動後、ケヤキの日陰で、アジサイ観賞会を催した。多い人数でなかったが、皆さんで汗を流した後の冷たい飲み物は美味しかった。1杯2杯が一気にのどを通った。ササ、雑草、ゴミ・・・と戦ったみんなの顔に汗が滲んでいる。しかし表情には健やかさが表れている。汚れた公園が見違ええった、満足感があったからだと思う。目の前のアジサイの青い色が一段とみずみずしく見える。日頃の丹精にアジサイは応えてくれている。
懇親会を兼ねたアジサイ観賞会
公園を彩るアジサイ
日頃公園のアジサイを見ていると、時折カメラを抱え撮影に訪れる人がいる。絵を描きに来る人もいる。小さな公園だが、花の美しさが伝わっていくことはうれしく思う。
撮影:6月14日
記 平成26年6月15日(日)