公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

花苗植え会

5月25日() 

 
   風があるが、暖かい。太陽の光が眩しくなってきた。今日の午後は、公園で花苗植え会が行われる。昨日、今日と天気に恵まれた。
 昨日配当された花苗を、みんなで思い思いに花壇へ並べた。「おや、今年は多い」と声が聞こえた。昨年は花壇に隙間があったようだが、今年は隙間を感じさせない。昨年の写真と比較してみると、確かに今年は多くなっている。
イメージ 1
 思い思いに並べられた花苗
 
 配布された草花は、マリーゴールドペチュニアサルビアである。昨年のマリーゴールドは弱かった。今年のは、どうだろうか。2つの花壇に、全ての花苗を配置し、バランスを見た。「これでいいのでは」ということに纏まり、てんでんがスコップを持ち、1つ1つの花苗を丁寧に移植した。昨日土の下ごしらえをしておいたので、作業がスピーディに展開した。植え上がると、まだ根付いてはいないもののきれいである。花壇が蘇った。
イメージ 2
花苗植え作業
 
 作業を終え、皆の顔に安堵感と満足感が表れた。昨日、今日とわずかな時間だが、こうして皆さんで取り組み、1つのものが出来上がると、達成感がわいてくる。自分たちの手を施しただけに、花壇の花への愛情が深まる。植えられた花も人の心を読み、素晴らしい花を咲かせ恩返ししてくれることと思う。
 
イメージ 3
植えられた花苗
 
イメージ 4
植えられた花苗(被せたケースは日よけ)
 
 作業後、久しぶりに冷たい麦茶を飲みながら懇談をした。まずは「ご苦労様、乾杯」と冷たい麦茶が気持ちよくのどを通った。やや強い風が通り抜けていく。公園の生い立ちの話が出てきた。もともと我が町会管理の公園はなかった。隣の2つの町内から管理が点々と移り変わり、10年少し前から我が町会が管理するようになった。もともとなかったので、先輩たちはこの公園を大切に管理してきた。
  昔、公園の管理は高齢者のはたらき場所になっていた。わずかな手当てだが、高齢者にしては励みなった。今は予算削減の煽りを受け、公園愛護会のボランティアに負んぶする格好になっている。愚痴をこぼすけど、日頃みんなが楽しみながら作業していることは昔も変わらない。
「この公園は、緊急避難場所になっているのかなぁ?」
「大規模の災害のときはどうすればいいのかなぁ?」
強い風が吹くと、ベンチに置いたコップが気になる。抑えないと倒れてしまう。
「風を気にせず、歓談できる場所があったらなぁ」と思う。
小さな町会のわりには公園は広く、ゆとりがある。ここにプレバブの小さなものでも建てられないものだろうか。
町内会館がないだけに、この広さを羨ましく感じる。
 
  記  平成26年5月24日(土)