公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

角館のサクラ ―桧の木川堤のサクラ並木―

53日(土)
 
 桧の木川の堤に着いた。右の方の土手の入り口には綱がかけてあり、人が入っていない。北の方へサクラ並木は続いているようだ。見ていると、数人入っていった。日当たりから考えて、サクラのトンネルを撮影するには丁度よい場所になっている。入り口に立つと、風が巻き起こりサクラが舞い上がった。「これがサクラ吹雪?」.と実感するほど花びらが舞い散っている。ここのソメイヨシノはほぼ満開状況で、ちょっと触れただけで、数枚が落ちていく。風が吹けば雪が舞い散る景色そのもののようになる。カメラを構えていると、目と眼鏡の間に花びらが入った。雪を受けたように感じた。
イメージ 1イメージ 2
           サクラのトンネル                ソメイヨシノ
 
 橋から多くの人が進んで行く堤を見ると、どこまでもサクラ並木が続いている。向こうの横町橋を超えさらに続いている。視野の続く限り続いているようだ。1934年(昭和9年)に現天皇(当時皇太子)誕生の記念として植えられたという。当時苗木であったと考えると、80年は経っていることになる。サクラとしては老木に入るといえる。それにしても、随分植えられたものだ。
イメージ 3イメージ 4
              堤                   サクラのトンネル
 
 堤を歩いていくと、河川の斜面に黄色いスイセンが植えられていた。サクラのピンクとこの黄色がよくあう。河津桜があるところでは樹の下に菜の花が植えられているのが、こちらではスイセンが選ばれているようだ。
イメージ 5イメージ 6
           サクラとスイセン                  スイセン
 
 堤に展望台が設置されていた。堤から河川の方へ突き出ているので、撮影や堤のサクラ並木を眺めるに都合がよかった。1度に多くの人が押し寄せないようにか、展望台へ通じる通路は人がやっとすれ違えるほどの狭さになっていた。ここからの眺めはさすがに素晴らしかった。
イメージ 7イメージ 8
            上流方面                     下流方面
 
  古城橋から歩き始め横丁橋まで歩いた。サクラを見ながらの歩きだから時間もかかった。横丁町からの下流方面を見るとサクラ並木はまだまだ続いている。ここまででもかなりのサクラ並木と思ったが、さらに続いている光景を見ると、想像以上の規模であることが分かってきた。
イメージ 9
             横丁町からの下流方面:まだ続くサクラ並木
  
撮影:430
 
 
  記  平成2653日(土)