カタクリの里を訪ねて ―城山カタクリの里1―
4月5日(土)
城山カタクリの里
横浜線橋本駅からバスに乗り城山カタクリの里へ行った。入り口を通ると、素晴らしい光景に圧倒された。坂道の左右にはカタクリに混じりいろいろな草花が植えられている。しかもそれぞれに丁寧に名札がつけられている。いろいろな公園や植物園へ行っても、これほど丁寧に記名されているところは少ない。手入れがよく行き届いている。
ショウジョウバカマは形が随分変わっている。「花びらがあるのか?」と思える形をしている。しかし、よく見ると、細いへら状の花びらが6枚ある。余りにも細いので、雌しべの付け根が丸見えである。付け根は紫色で、膨らんでいる。
ユキワリソウの明るい紫色が目によく映る。大きく開いた花びら、雄しべを見ていると、パッチリと開いた人の目を連想させる。
セツブンソウを図鑑で見ると、皆白色の花であるが、ここのは黄色いセツブンソウである。この黄色も鮮やかで目に映える。
セツブンソウ
ヒュウガミズキ、キクザキイチゲ、オオイワウチワ・・・と次から次へときれいな花が現れてくる。
ヒュウガミズキを見たとき、トサミズキがどこが違うのかと思った。
ちょっと調べてみると、
保育社の植物図鑑によると
ヒュウガミズキの方が小柄で、花序は小さく1―3花、トサミズキは5-10花
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という。
いままでここまで調べることをしていなかった。どうも、トサミズキと思っていたのはヒュウガミズキになるようだ。
ヒュウガミズキ
うすい青い色をしたキクザキイチゲもまたきれいだ。葉の緑、土の茶それにこの花の青、この3つの色のバランスがよくつりあっている。自然の美しさが伝わってくる。
オオイワウチワ、「こういう花もあるのかなぁ」と思うくらい珍しそうな花だった。花びらが5枚あると思ったが、もとでついている。また、花びらの先に浅い刻みが沢山ある。
オオイワウチワ
オオイワウチワをずっと小さくしたコイワウチワというものもあった。白色のコイワウチワと青色のユキワリソウと愛らしく並んでいる。
オオイワウチワとコイワウチワ
城山カタクリの里には樹木も沢山植えてある。その樹木もきれい花をつけている。
撮影:4月1日
記 平成26年4月5日(土)