カタクリの里を訪ねて ―片倉城址公園2―
4月3日(木)
山へ入った直後、町の中では見かけない植物に出会い始めた。この白い花の名前は何というのだろうか。一目見たとき、ニリンソウではないかと思ったが、もしかしては違うかもという不安を感じた。
しかし、さらに進むと、その答えが待っていた。上にカタクリ、下に先ほどのと同じ花が見えた。2種類の花を同時に撮影しておいてよかった。この写真をよく見ると、ニリンソウではないかと思った花に蕾が2つ見えるものがいくつか確認できる。葉の特徴もよさそうだ。さらに
ニリンソウについて
牧野植物図鑑によると
・花びらに見える萼には紅色を帯びることがある。
・葉面に淡白色の斑点がある。
寺崎植物図譜によると
・花びらに見える萼にはときに紅色を帯びることがある。
イチリンソウについて
牧野植物図鑑によると
・イチリンソウの萼も紅色を帯びることがあるが、葉にある淡白色の斑点には触れられていない。
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実物を見ると、萼の中に紅色を帯びるものが確認できる。また、葉の表面に淡白色の斑点が認められる。すると、この白い花はニリンソウであるといえそうだ。
上にカタクリ、下に先ほどのと同じ花
萼の中に紅色を帯びるものが確認できる
淡白色の斑点が認められる
さらに斜面を進むと、黄色い花をつけたアブラチャンという樹木があった。樹木に名札がつけられていたので名前が分かった。小さな花がいくつか纏まってついており、いずれも横向きか下向きについている。
アブラチャン
広がるカタクリ
広がるカタクリ
撮影:4月1日
記 平成26年4月3日(水)