公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

三ッ池公園のサクラ

330日(日)
 
  シダレザクラが散り始めたので、三ッ池公園のシダレザクラはどうなったか心配になり、急いで出かけてみた。目指す第1は丘の上広場である。ここに大きなシダレザクラがある。見ると、「遅かった」既に大部分が散っていた。地面にはピンクに染まった花びらが一面に散らばっていた。前回来たときここまだ足を伸ばせがよかったことが悔やまれた。
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ほぼ散っていたシダレザクラ
 
 第2シダレザクラへ向かった。丘の上から上の池を見ると、白色の花が水面を覆っている見事な景色が目に入ってきた。その白さから見て、サクラではないことが分かる。何だろうかと思い坂を下っていった。すると、畔に白色のコブシが咲いていた。それを見て、あの白い花はコブシであることが分かった。「こんなにもきれいに映るのか」としみじみ思った。
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水面覆うコブシ
 
 上の池と中の池の堺にある堤を通り、花の広場へ回った。上の池の畔に赤みがかった小さめのサクラが咲いていた。このサクラは先日見たとき、オカメザクラと確認していた。先日よりは赤みが増し、見応えが感じられる。
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 左にカーブすると、前方にヤナギとサクラのきれいな景色が目に入ってきた。緑とピンクと色がつくとさすがに迫力がある。先日までの景色がうそのようだ。
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ヤナギとサクラ(ソメイヨシノ?)
 
 花の広場の奥へ入ると、誰もが目にするのはハナモモの樹である。見事に咲いている。蕾が花に変わると一周りも二周りも大きく見え迫力が出てくる。この花を目当てに、花の下には多くの人がシートを引き陣取っていた。小さな子供連れが多い。モモの花の賑やかさと同時にみんなの顔にも笑顔が満ちている。
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ハナモモ
 
 第2シダレザクラはこのハナモモの横にある。赤みがあり、花は少し小ぶりのようだ。名前が表示してあった。「ベニシダレ」と書かれている。
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ベニシダレ
 
 中の池と下の池の堺にヨコハマヒザクラがある。先日は赤い蕾を見ていた。よく見ると、花がいくつか咲いている。カンヒザクラの仲間だけあって赤みが濃く出ている。
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ヨコハマヒザクラ
 
 売店の脇にソメイヨシノの開花標準木がある。開花している花は少なく、ほとんど咲いていない。売店の縁から手に届く位置にソメイヨシノが咲いていた。蕾が多く、群がっているので、花の特徴はつかみにくかった。萼筒などの特徴などを調べてみた。この付近にはソメイヨシノが多い。きれいな景色になるのにはあと45日はかかりそうに見えた。
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 シダレソメイヨシノというものがあった。シダレザクラといえば、エドヒガンが変わったものとばかり思っていたが、こういうものもあるのかと初めて知った。花をよく見るとなるほどヨメイヨシノそっくりである。
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 シダレソメイヨシノ
 
 コヒガンザクラ、コシノヒガンというものもあった。名前が似ていて紛らわしい。実物をちょっと見ただけではどこが違っているのかほとんど知ることが出来ない。後日検討してみようと考えている。
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コシノヒガン
 
 サクラにもいろいろな種類がある。相違点を調べてみるのも面白いと思うが、こう一遍に咲き、散ってしまうとなると調べるのも難しい。
 
撮影:328
 
 
  記  平成26330日(日)