公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

長閑な春  ―ジンチョウゲ・オオイヌノフグリが咲き出す―

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  大雪から1週間で急に気候は春めいてきた。これだけ暖かくなると、いろいろな冬芽や蕾が目覚め、勢いづいてくる。
 
マメザクラは急激に開花への準備が進んでいる。丸く膨らんできて先のほうが緩み始めていたのが、今日は開き、中から緑色をしたものが見え始めた。薄い緑色で、初々しいさが感じられる。
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2月25日                         2月28日
 
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2月28日 拡大
 
 カンヒザクラ25日に見たときは蕾の頭が開き始め緑色のものが見え始めていた。頭が割れ始めたので開花が近いと思っていた。今日(228日)見ると、緑色だったところが赤みを帯びていた。「数日のうちにこんなに変わるのかなぁ」と思えた。さらによく見ると、蕾が割れ、その中から新しい蕾が現れているものがある。このまま暖かさがつづくと開花も近いといえそうだ。
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2月25日                         2月28日
 
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2月28日 拡大
 
 カンヒザクラの直ぐ近くにジンチョウゲが数株ある。以前はもっとあったのだが、夏の暑さと水不足のためほとんどが枯れてしまった。残されたジンチョウゲに独特な香りが出てきた。見るといくつか花が開き始めている。赤い蕾の中に純白な花が際立っている。清楚な感じがする。
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 春を告げる実感もたらすのはオオイヌノフグリである。25日から咲き出した。暖かい日当たりで、思う存分花びらを広げている姿は春の穏やかさそのものである。この花の群生を見ると長閑な平和が満喫できる。
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 写真を撮っていると、ひょっこりハクセキレイがやってきた。2本の足を小刻みに動かし、右左へと動いていく。人になれているせいか、余り警戒心がないようだ。何かを求め盛んに嘴で地面を突っついている。この姿も又長閑である。
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観察:2月28日
 
 
  記  平成2632(日)