公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

冬芽 シロダモ・ウラジロガシ・ミズキ

1月4日(土)
 
 昨日今日と天気がはっきりせず、寒さが続く。こんな日はどうしてもコタツにあたって過ごすようになってしまう。先日撮影した冬芽などがあるので、それらを整理した。
 
シロダモの冬芽
 藪に見るシロダモの葉はきれいに見えるものが少ない。見るもの見るものが黄緑色をしたぶつぶつで覆われている。「虫こぶ」といって幼虫が入っているとのこと。
 枝先を見ると、そこにはきれいな冬芽がある。葉とは対照的になっている。1つの冬芽が10枚ぐらいの芽鱗に包まれている。茶褐色の軟らかそうな毛で覆われている。拡大すると、子猫の毛皮のようで撫でてみたくなる。冬芽は複数あり、3つほど見ることが出来る。冬芽をつける小枝をよく見ると、そこにも軟らかそうな毛を認めることが出来る。
 冬芽の下のところに小さな粒状の塊がある。小さな芽のようにも見えるが、一体何だろうか。いろいろな写真を見たが、このようなものが写っているものは見つからなかった。
イメージ 1
 
ウラジロガシの冬芽
 冬芽は枝先に集中していて、7つぐらい認められる。一目見て「数が多いなぁ」と思った。冬芽を覆う芽鱗の数は余りも多く数えるのは困難と思えた。シロダモなどと比べると、細身で先が尖っているように見える。褐色で、多くの毛で覆われているところはシロダモなどにも似ている。よく見ると、所々に白色の糸状のものが見える。これは何なのか分からない。いつか検討したいと思っている。
イメージ 2
 
ミズキの冬芽
 赤いミズキの冬芽を捉えた。先日も撮影したが、そのときよりも赤く鮮やかに見えたので、再び撮影したくなった。一番先の葉の根元に冬芽がある。この一番先にある葉柄の色が実にきれいで、引き込まれそうな色をしている。冬芽を見ると、芽鱗は10枚ぐらいで、毛はほとんど認められない。艶があり、輝いている。冬芽の下には葉痕がある。
イメージ 3
 
 
 
  記  平成25年1月4日(土)