公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

センダンの葉が落ちる

1225日(水)
 
  ケヤキの葉がほとんど落ち、落ち葉の片付けも一段落となった。ケヤキ11枚が飛び散り、集めるのが大変な作業だった。ケヤキに惑わされているうちに、気がつくと、センダンの葉もすっかり落ちていた。センダンの葉は、小枝ごと落ちる。落ちた葉も枝についているのでケヤキの葉と比べたら始末がいい。葉が落ちた後には、いままで葉で隠されていた緑色の果実が見えてきた。この果実も小鳥たちがねらうのだろうか。
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センダンの果実
 
 イチョウも落葉が終え、冬芽をの見るときになった。冬芽を見ると、鱗片を剥ぎ中から赤褐色の丸いものが盛り上がっている。これが冬芽になるのだろうか。もう一方のものは灰褐色に見える。冬芽の成長の度合いによって、色も違ってくるのだろうか。枝から噴出すように盛り上がってくる姿には火山のイメージがある。冬芽の周りに付随しているものは何だろうか。茎の断面のようにも見える。調べてみると葉痕であることが分かってきた。
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イチョウの冬芽
 
 ハナズオウの冬芽も面白い。鱗片が松ぼっくりのようになっていて、11枚が隙間を空けている。中には毛のようなものが見える。冬芽の下にある面白い形のものは、葉痕と呼ばれている。
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ハナズオウの冬芽 
 
 冬芽などを一通り見た後、花壇の中の落ち葉を片付け始めると、ハナニラの葉が随分伸びてきているのが分かった。ハナニラは繁殖力が強く、1年でかなり増える。球根の1部を他の花壇へ移植しておいたら、同じように沢山の葉が出ていた。来年の春には、公園のあちこちでハナニラの花が見られそうだ。
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葉が伸びてきたハナニラ
 
 
  記  平成251225日(水)