広島平和大通公園の秋
12月7日(土)
広島の平和大通公園のイルミネーションは輝かしい風景を醸し出してくれた。一夜明け、この公園の樹木を観察した。広島へ来た時は、平和大通り公園の樹木を見ることを楽しみにしている。それは樹木に標識があり1つの樹木園になっているからである。ここほど丁寧に標識がつけられている公園は他にない。
セイヨウボダイジュという名の珍しい樹木があった。既に葉は殆んど落ち、細かな点は分からなくなっていたが、「葉、幹はカツラによく似ている」印象を受けた。
セイヨウボダイジュ
トキワギョリュウ(モクマオウ)という樹木があった。一瞬マツの感じがするが、枝全体が流れるようになっており、ヤナギの感じもする。珍しい樹木なので調べてみた。オーストラリア原産の高さ10-30mにもなる常緑高木で、時に暖地に植栽される(牧野植物図鑑)。オーストラリア原産、明治時代に渡来し、植栽される(寺崎植物図譜)。いずれにしても日本原産でないことがはっきりした。
トキワギョリュウ
クロガネモチ,はどこにでもある。赤くたくさん実をつけている。ひっそりと陰に隠れているようだったが、赤い実を見ることによって存在が分かった。
クロガネモチ
トウカエデがある。黄褐色に色づいている。葉が3列しているところに特徴がある。また、幹を見ると、この樹皮は剥げそうになっている。後と、右にあるのはケヤキになる。
トウカエデ
イチョウがきれいに色づいている。全体が真黄色に見える。この美しさに引かれ、写真を撮る人が多い。自分もその一人である。
わずかな時間だったが、秋の平和大通公園の一部を見ることが出来た。きちんと管理されている公園なので、「定期的に観察が出来るといいのだがなぁ」と思っている。
撮影:11月30日
記 平成25年12月7日(土)