公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

公園の小さな紅葉

1127日(水)
 
  暴風が吹き荒れた後は快晴のいい天気になった。外へ出ると、暖かくて気持ちがいい。久しぶりの快適な日になった。公園へ行くと、うんざりするほど落ち葉が落ちていた。湿っているので隅に寄せる作業をした。この作業に午前中いっぱいかかった。開始早々汗が滲んできて、終わる頃にはびっしょりになっていた。
 午後遅くなってから浦島公園へ行ってみることにした。草が刈られ、目ぼしいものが無くなってから本当に久しぶりである。
 1本あるイチョウが真黄色になった。夕日に照らされて少し赤みがかっている、昼間見ると実にきれいな黄色を呈している。毎年このイチョウの下には銀杏が落ちないことから、このイチョウは雄株であることが分かる。日頃管理している。公園の方にはイチョウの雌株が2本あり、銀杏のくささで悩まされる。今年は、昨年かなり剪定したので、銀杏が殆んど出来ず、くささを味わうことが無かった。その点浦島公園は雄株を選定したのが正解だったと思う。
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黄色くなったイチョウ
 
 大きなケヤキが紅葉をしている。樹木が大きいだけに見事な紅葉である。後のビルが景色を壊しているが、都会では止むを得ない。こういうときは、頭の中で背面をぼかして想像してみることにしている。すると、都会のケヤキも優れた紅葉に見えてくる。
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ケヤキの見事な紅葉の姿
 
 ヤエザクラの紅葉もきれいに映る。寺社や山間部ではこういう樹木が何本もかたまっているので、紅葉の景色はいい。都会では数本の樹木が点々としているので、見栄えでは競争にならない。11本の樹を頭の中で連ねて見る。素晴らしい景色になってくる。その中に緑を描くと、さらに素晴らしい景色になってくる。小さな紅葉だが、見方を工夫すると思いがけない発見が出来る。
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ヤエザクラの紅葉
 
 葉が真赤に染まったのはドウダンツツジ。見事な紅葉である。白い小さな釣鐘のような花をいっぱいつけた姿は愛らしく、可愛く見えた。この深い赤さの紅葉もドウダンツツジならではの美しさである。
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 キンシバイも紅葉をしている。ドウダンツツジと同様に小さな株なので迫力は無いが、そこに目を集中させると美しさが伝わってくる。黄色い花から赤い葉への移り変わりが1つのドラマと画かれる。
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 公民館の陰にニシキギがある。低く選定されていて日頃目立たないが、紅葉の時期には艶やかな色を見せてくれる。この樹は枝に翼があり、他の樹とは少し違った特徴をしている。
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ニシキギの紅葉
 
 
  記  平成251126日(火)