公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

公園活動

9月15日(日)
 
  9月14日(土)、公園活動が行われた。朝天気が心配されたが、活動を始めていると日が照りつけてきて汗が滲んできた。草の中に入ると、蚊が攻撃してくる。カと戦いながらの草むしりになった。草の大方はエノコログサとメヒシバの2種類である。どちらも全盛期を終え、枯れ始めている。時間が経て自然に枯れてしまうものだが、大きく成長したので花壇の景観を壊している。
 エノコログサは束ねて引っ張ると、直ぐ抜けるが、メヒシバはそのようにはいかない。エノコログサより一回り大きく、つるのように地下でつながっているので、引っ張るとねていたのが起き上がってくる。
イメージ 5イメージ 2               作業前                           作業後
 
*ヒヨドリジョウゴとナンキンハゼ
 放っておいた草の中に、ヒヨドリジョウゴとナンキンハゼの芽生えが見つかった。誰かが植えたと言うよりも鳥が種を運んできたものと考えられる。
 ヒヨドリジョウゴはその名の通り、野鳥のヒヨドリに関係がある。この実をヒヨドリは大変好んで食べると言う。ジョウゴは笑い上戸(ジョゴ)のこと。ヒヨドリが喜んでこの実を食べている姿からこの名前がつけられたという。もう直ぐこの公園へもヒヨドリがやってくる。ここの公園での目当てはエンジュに実である。いま、エンジュに実は熟し始めている。
 ナンキンハゼはケヤキなどと同じくらい大きい樹木に成長していく。この実も野鳥のえさになっている。この近くでは反町公園、神奈川公園に数本植えられている。恐らく、この辺から運ばれたものと考えられる。
 
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ナンキンハゼ
 
 
 *スズメガヤとクルマバザクロソウ
 東側のセンダンやケヤキの近くには細長い葉が密集して伸びている。この密集しているものはカヤツリグサで非常に繁殖力の強い植物である。ちょっとした空き地が出来ると直ぐに進入してくる。このカヤツリグサは花壇に植えた花などの生活圏を次第に奪っていく。このカヤツリグサは引っ張ってもなかなか抜けない。一生懸命頑張っても、根がしっかり守っている。人の力で勝てるものではない。ここは、地上部を刈るぐらいしかでぎない。
 花壇を外れたところ、いわゆる人が歩くところでもチャンスがあれば草は芽を出してくる。夏休み、ここで成長してきたのがコスズメガヤ、クルマバザクロソウである。コスズメガヤはスズメノカタビラによく似ているが、全体が灰色ぽく、葉が目立たない。クルマバザクロソウはヤエムグラに似ており、6枚ぐらいの小さな葉が車輪のようについている。このコスズメガヤとクルマバザクロソウは地面に伏しており、軍手をはめた手ではつかみ難く、取り去るのが難しい。わずか1時間あまりの公園活動でしたが、皆さんもくもくと頑張りました。いつも終わった後、雑談会を持つのですが、今日は参加者が少なかったので、持ちませんでした。これからは気候も涼しくなり、活動しやすくなります。多くの方が参加し、楽しい公園活動行われたらと思っています。
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クルマバザクロソウ
 
 
  記  平成25年9月15日(日)