公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

神輿が台座に座る

825日(土)
 
 朝雨が降る予報だったが、雨は降らなかった。午後、山車と神輿を倉庫に収納することになっているので、雨が心配になっていた。昨日の雨で境内は湿っているが、作業には支障はなかった。山車はともかくとして、神輿はかなり重いので何人もの男手が必要になる。
 神社の境内へ行くと、既に総代さんが来ていた。作業は2時からになっている。一人二人と見えてきた。何とか神輿を運べるようになった。
 神輿小屋を見ると、ガラスを通して蜂が群がっているのが分かる。このまま直ぐに作業へは取り掛かれない。蚊取り線香を何本も炊いた。殺虫剤を家から持ってきて吹きかける人も出てきた。しばらくすると、蜂たちは何処かへ飛んでいった。
作業は神輿小屋の整理からである。山車や神輿を収納する空間をつくらなければならない。倉庫にばらばらに収めていた物品を出し、境内に並べた。小物から大物まで随分ある。
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倉庫にばらばらに収めていた物品
 
 山車の飾りを取り外した。屋根をつけた骨組みが解体されていく。木材はビスで留められている。ドライバーで1本ずつはずしていく。組み立てるときは、これからのお祭りに向けての期待感であふれているが。解体するときは、ちょっぴりさびしさがある。ビスはなくさないように、袋に入れ山車に結び付けておくことにした。 
 神輿倉庫に空間が出来、山車、神輿を収納する手はずが整った。ここで、ひと休憩することにした。境内は風がなく蒸している。皆の体は汗でびっしょりになっている。女性部長さんの用意してくれた麦茶を飲んだ。冷たいものがのどを下がっていく。ほっとする瞬間である。
 休憩後、奥に詰めるものを順じに運び入れた。上手く入れていかないと、山車や、神輿が入らなくなってしまう。総代さんの指示のもと11つが詰められていった。町内神輿、太鼓、大小の物品が納まった。
 山車が入る。山車は重く小回りが利かない。倉庫の床と外との間に段差がある。前後交代で持ち上げなければならない。前後させたり、左右に動かしたりし、収めるべき位置に移動させた。
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                    前後させたり、左右に動かしたりし
 
 最後に収めるのが神社神輿である。本殿から運び出し、移動させる作業になる。担ぎ棒1本でもけっこう重い。バランスよく持たないと、一人では危ない。この担ぎ棒を斜めに立てかけて倉庫へ収めることになっている。途中紐でつらないと、ずり落ちてしまう。重いので、この作業は難作業になった。
 いよいよ、最後の神社みこしの番である。運び出すとき、頭にある鳳凰が転がり落ちた。固定されていなかったことを初めて知った。今回は、動かす前に取り外した。本殿から出し、階段を下りた。境内は平らなので、階段に比べ足元が安定している。一挙に運び、台座に降ろして、運び用の棒を抜いた。後は位置を決めることになる。総代さんの指示のもと、位置が決まった。
 大きな作業は終わり、後は、埃やゴミよけのビニールのシートで覆うこと、バックに紅白幕をかざることが残った。
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神輿が台座に座った 
 
 山車が納められ、神輿が台座に座った。多くの人の手が合わさることなくお祭りは運営できない。7月後半から約1月かけたお祭りの作業が終了した。終始一緒に作業を進めてくれた方々に「ありがとう」と感謝したい。
 
 
  記  平成25824日(土)