公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

子供神輿は可愛い - 大人たちに元気を与えてくれた

8月6日(火)
 お祭り2日目、今日はお祭りノのメイーンである山車、神輿が出る。町内の皆さんが一番楽しみにしている。9時過ぎに神社の境内へ行くと、総代さんをはじめ町内の役員さん、神輿を担いでくれる人などが集まっていた。気温は昨日より高い、暑くならなければと気になった。
イメージ 1
出陣の慌しさ
 
 儀式が終え、神輿が境内へ出された。町内をはじめ5箇町へ出るための安全と祝いをこめた祝い酒が振舞われた。普段お酒は苦手な人も祝い酒ということで口にした。拍子木を合図に「ワショイ、ワショイ」の掛け声が上がった。周りから大きな拍手が沸いた。いよいよお神輿が出陣する。境内でしばらくもんだ。「ワショイ、ワショイ」。
イメージ 2
本殿から神輿が出たところ
 
イメージ 4
境内でもまれる神輿
 
 神輿は表門の階段を下り、道路へ出た。そこには先導する山車などが待ち構えていた。町内には子供の数が少ない。「引き手はいるのかなぁ」と心配したが、町会の女性部をはじめ多くの方の協力で、山車は動き始めた。「ワショイ、ワショイ」小さな子供たちの声が聞こえる。この声は、多くの人に希望と生きがいを与えてくれる。「ワショイ、ワショイ」という掛け声を見送った。その後を、前を進む子供たちの成長を願いながら大人の「ワショイ、ワショイ」の声が一段と響いてきた。神輿の出陣である。普段抱えているいやなこと、不満を吹き散らしてくれる。普段人は悩み、不満を言葉には出せないが、小さな子供のかわいい声と、大人の吹き散らす大きな声で、日ごろの鬱憤が吹き飛んでいく。そういう意味でお祭りの存在は大切だ。
イメージ 5
山車を引く子供
 
イメージ 6
見送られる山車
 
イメージ 7
神輿が出て行く
 
 神輿は出て行った。神酒所は1つの仕事を終え一段落した。神酒所をあずかる人はこのひと時が唯一の休憩になる。交代、交代に休憩を取った。休憩と言ってもわずかな時間である。山車、神輿が帰ってくる前に昼食等の接待の準備をしなければならない。山車、神輿に随伴して接待に出払っているので、こちらの接待をする人材が乏しい。残っていた者が総出で、テーブルを運び、食べ物を運ぶ。短時間でしかも少人数でするのは大変な作業だ。氷を台車で運んでくる。麦茶を用意する。本当にてんてこ舞いだ。皆が協力してくれるから出来るので、通常の状態ではない。皆汗ぐっしょりになっている。
イメージ 8
神輿を担いだ人を待つ女性部
 
 11時過ぎ山車が帰ってきた。かわいい子供の姿を見ると、ほっとする。わずかな人数だが楽しみにしていた子供神輿を担がせた。「ワショイ、ワショイ」可愛い声が境内を埋める。周りの人皆幸せそうに微笑んでいる。ここにひとつの人間模様が現れている。「ワショイ、ワショイ」本殿への階段を上っていった。子供たちは平然としている。しかし、周りの大人は心配そうに見守っている。「ワショイ、ワショイ」笑顔がこぼれている。もっと担いでいたい様子が分かる。
イメージ 9
子供神輿
 
イメージ 10
親子一緒の神輿
 
 神輿を担いだ人たちが昼食休憩するために帰ってきた。「この暑い中をご苦労様でした」と言ってあげたい。女性部が用意した食べ物、飲み物を空腹なお腹に収め始めた。十分なもてなしをしてあげたいのだが、何分小さな町会なので、出来ないことが恐縮に思えてならない。しばらく、神輿を担いだくれた人は食べながら団欒をとり、それぞれ帰っていった。
 接待をした人、町会の役員さんは残り物で昼食をとった。朝早くから休む暇もなく、動き回ってくれて、それに報えてやれないことが情けなく思った。「これが小さな町会の現実なのかなぁ」と思うざるを得ないかもしれないが、本当に情けない。
イメージ 11
ご苦労様 昼食のひと時
 
イメージ 3
役員さんは残り物で昼食
 
 今日は、朝からお祭りのゴミだし、掲示板の張替え、連町の会合、防災会議等慌しく、記事を書くのが午後10時過ぎになってしまった。でも、書きつづけてよかったと思った。
 
 
  記  平成2586日(火)