公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

下草が刈られきれいになった公園

6月30日(日)
 
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下草が刈られきれいになった神奈川公園
 
 久しぶりに神奈川公園を訪れた。公園の中は下草が刈られ、きれいに整備さていた。草がぼうぼうの光景から比べると、すがすがしく、気持ちがいい。公園を利用する多くの人にとってはいい環境になったと思える。しかし、私にとっては少しさびしい。下草の移り変わりを知ろうとした気持ちががっくり折れってしまった。「残念だが、まあ、仕方がない」と思っている。雑草観察がまた新たにリセットされた。それでも公園内を一巡する気持ちは変わらなかった。
 
 先日訪れたとき、サンゴジュは満開状態だったので、今日は花の終わりが知りたかった。予想通り花はひとつもなく、枝先に残骸となった短い骨がたくさん残されていた。その姿は、円錐花序をなしていた面影を残している。
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サンゴジュ
 
 アガパンサスが咲き出している。この花はどの公園にもあるようだ。また、個人の家のプランターや庭にも植えられている。長い花柱の先に花を開いた姿は花の中でも珍しい形をしている。30年ほど前、橋の下に咲いているところを見たのがこの花との最初の出会いであった。「なんという名前なのかなぁ」と思った。そのときの印象が今でも残っている。広い公園で見るとまた違った趣がある。いま薄青いが、その内に色が濃くなってきて、一層見栄えが出てくる。
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 モントブレチアもいろいろなところで咲き出している。写真に撮ると少し赤みが強くなってきれいに見える。実際はもっとオレンジに近い色をしている。一見シランを思わせるが、赤みがかったこの色は真夏によく似合う。
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 オレンジ色のゆりが咲いている。名前は分かりにくい。「キツネノカミソリ」ではないかと思うが、ユリの仲間もたくさんの種類がある。名前は特定しがたい。
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 紐のようなものがひょろひょろと伸びている。よく見ると、花芽のようなものがある。キンミズヒキということは分かる。赤紫と白色が混ざった花、この花がまたいい。暑い夏、藪の入り口に行くと、この花をよく見かける。熨斗袋に使われるミズヒキと関係があるらしい。
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ミズヒキ
 
 
  記  平成25年6月29日(日)