公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

エノコログサが出てくる

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この中にエノコログサがある
 
 ヤツデの陰にエノコログサが見えてきた。穂が出てくる前に分からないものかと特徴を調べていたが、気がついたときは既に穂が出ていた。イネ科の植物は互いによく似ているので区別が難しい。ヤツデの陰にはモントブレチアが葉をつけている。まったく別物だが、注意して見ないと葉に似たところがある。そのため穂がついてくるまでここにエノコログサが出ていたことに気がつかなかった。
 エノコログサには「葉の付け根には赤褐色の斑点が1対あり、葉鞘の縁に細かい毛がる」この点を確認した。確かにそのとおりになっていた。葉の縁が小さく波打っているのも分かる。穂を見ると、まだ出たてなので、芒は長いが全体が細く若々しい。
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芒は長いが全体が細く若々しい。
 
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赤褐色の斑点が1対ある                 縁が小さく波打っている 
 
 センダンの樹の陰にウラジロチチコグサがたくさん伸びている.午前中は日陰のときが多い場所なのだが、ウラジロチチコグサはここを好むように毎年今頃このような景色になる。最近はチチコグサモドキかと思って見ると、たいていがこのウラチチコグサになっている。葉は濃い緑色をしていて艶がある。チチコグサモドキは灰緑色で艶はない。この点を注意してみると2つの違いが分かる。
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ウラジロチチコグサ
 
 アジサイの色が目に映るようになってきた。青色は色が濃くなってくると、ますます引き立つようになる。今は咲きはじめで新鮮さが伝わってくる。初々しい美しさがある。さらに色がついてくると、また違った美しさに変わっていく。アジサイは色の移り具合によって、いろいろな美しさに変わる。これからは毎日変わる美しさを観賞できそうだ。
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赤いアジサイ 
 
 
  記  平成25528日(火)