公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

ナガハグサの確認

4月24日(水)
 
 先日ナガハグサについて考え、何となく分かったような気になったが、疑問が残っていた。
URL: http://blogs.yahoo.co.jp/yokohamaiwao/11235155.html についてあらためて検討する。
 
試料
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 参考資料を調べてみると、いろいろあるが、その中で、下記のものを参考にした。
 
牧野植物図鑑
茎は無毛、葉は茎の下半部のみにつく、長さ15-30cm
平地に多く葉先ボート状 葉は濃い緑色で長く、立ち上がっていることが多い
根茎が長く這うため単立し、止め葉が稈に沿って短く直立する
 
  先日の検索では、ナガハグサへ到達したが、葉の長さが気になっていた。長葉草はその葉が特に長いという意味(牧野植物図鑑)ということだが、試料の葉は、長さは10cmにも満たない。「これは変だ」ということで、現地へ再び行って観察し直した。
 葉は下の方に2枚ぐらしかない。花茎につく葉は何れも短い。細く、先端がボート形という点は間違いない。
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花茎につく葉は何れも短い
 
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先端はボート形
 
 花茎の下をよく見直した。細い葉がたくさん出ている。花茎の周りにある葉に注目した。この葉はナハガグサへ通じている。およその長さを測ってみると、20cmは超えている。牧野さんたちはこの葉のことを言っているのではないかと思えた。
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細く、長い葉がたくさん出ている
 
 今まで葉と見ていたのは、止め葉とその下の葉だったことが分かった。「止め葉が稈に沿って短く直立する」ことを改めて確認した。
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止め葉が稈に沿って短く直立する
 
 「聞は一見にしかず」、書物やインターネットで見ていただけでは本当のことは分からなかった。いろいろ調べ、確認してみて、書物などで示唆していることが再確認できた。遠回りしたが、勉強になった。
 
参考に
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葉舌 
 
 
  記  平成25年4月23日(火)