四国 金比羅山で見た樹木2
3月30日(土)
林道を歩いていると、アラカシをよく見る。時々葉が大きく、「これはアラカシなのか」と思えるものもあるし、背丈がたかく、「これもアラカシなのか」と思えるものもある。幹と葉が分かれば何となく分かってくるが、いつも戸惑う。ここの崖に目にするものはアラカシに間違いないと思う。
アラカシ
日陰に小さな花が咲いている。黄白色で小さな釣鐘のように枝から下がっている。名前はヒサカキと思う。ちょっとした藪の中にも見ることがあるが、緑深いところで見ると、鮮やかさが増してくる。
崖縁を見ると、ヤブニッケイやシロダモがある。この2つのものもよく似ている。枝の先に葉が集中しているのがシロダモで、枝に平均的についているのがヤブニッケイと最近知る機会があった。葉のつき方をよく見ると、この二つは似ているが別物であることが分かる。
ヤブニッケイ シロダモ
太く高い樹がある。幹はクスノキに似ているが、確信がない。葉を捜し、上空を見上げた。枝をたどっていくと、葉がありそうに見える。しかしよく分からない。いつのようにカメラで撮って拡大してみるとクスノキの葉に何とか似ている。しかし自信がない。
クスノキ?
これは間違いなくクスノキ
林道へ入ると、緑、緑、緑とつづく、人の存在が目につかなくなる。相手になる緑の名前が分かれば、親しさも深まるのだが、残念ながら相手の名前はほとんど分からない。
撮影 3月22日(金)
記 平成25年3月30日(土)