ソメイヨシノが咲く
3月14日(木)
開花したソメイヨシノ
曇天の天気、それでも少し明るくなってきたようだ。
サクラ情報がめまぐるしくなっている。マスコミはどこのサクラの開花がいつだとか盛んに騒ぎ立てている。それにつられ、多くの人がサクラに注目する。でも、花が終わった後、マスコミは追いかけることをしない。「 はい、それまで 」 で報道は終わりである。なんと風情のない煽り方だろうか。
先日、公園の隣にあるお寺のサクラは、蕾が弾きかけていた。そのため、神奈川通り公園のソメイヨシノが気になった。昨日も暖かく気持ちのよい天気だったので、「ひょっととしたら…」という思いもあった。お昼ごろ見に行ったら、たった1輪だが確かに咲いていた。南側に面し、太陽の光を一番受けることのできる位置にある花である。せっかく咲いたのに、今日は少し寒い。冷たい風が来ると、顔を歪めるように花びらを内側に寄せている。咲いた命を必死に守ろうとする姿に感動する。他の蕾を見ると、やはり大きく膨らんでいる。開花が近いということが分かる。
2月20日
3月11日
3月14日 最初に開花した1輪
直ぐ近くにあるオオシマザクラを見た。第1の蕾は弾けている。中からいくつかの花芽が顔を出しており、先はピンク色をしている。こちらの開花も間近だと思われる。
いよいよサクラの季節が来た。河津桜が咲き、豆桜も咲いた。いよいよソメイヨシノの番になってきた。サクラは入学式の花などといわれる。人の気持ちがサクラの花と同時に新しくなる。サクラの花は、時の流れの中に大きな節目を意識させてくれる。サクラが与えてくれる節目は日本人の心の原点であると思う。
2月20日
3月11日
3月14日 開花目前
記 平成25年3月14日(木)