アセビが咲く
2月24日(日)
午前中は暖かく気持ちがよかったが、午後から曇りはじめ寒くなってきた。少し寒く感じるが、やっと時間ができたので立町の方へ出かけた。
見晴らし公園でいつものウメの様子を見た。訪れるごとに花の数が増している。全体像を写真に収めると、一目でウメの樹らしくなってきた。今日は、めしべをしっかり確認してみたかった。一つ一つの花を注意深く見て、めしべが見えそうなものを探した。細かなところは肉眼で見ていてもよく分からない。カメラで接写写真を撮り、拡大して見た。めしべの根元が見える。根元へ行くに従って太くなり、表面には白色の細毛がついている。柱頭は残念ながらよく分からない。資料などには「めしべがおしべよりも長い」とある、この写真だと。そのことが分かる。他の花をよく見たが、すべての花のめしべが長いということは確認できなかった。
沢山の花をつけたウメ ウメのめしべ
垣根に沿ってサザンカとアセビが植えられている。アセビに白いものがついている。もしかしたら咲き出したのかもしれない。そう思い、そばへ寄ってみると、やはり花が咲き始めていた。釣鐘のように白色の花が吊り下がっている。思わず「可愛い」といいたくなる。花の内部を見ようと、覗こうとしたが、花は下を向いており、先は少ししか開いていないので、内部はほとんど見ることができなかった。
咲き始めた アセビ
コブシの冬芽が手に取れるような低さにあった。今まで見ていたのは高くて詳細を知る写真は撮ることができなかったが、接写で撮るいいチャンスになった。小さなのと大きくなったものとを撮影した。小さなものでも、毛が密生していて、縦の方向に割れ目が入っていることが分かる。大きくなると、密生している毛が長くなり、ふさふさしている。見事な新芽となっており、毛筆で使う筆を連想させる。
小さい冬芽 大きくなった冬芽
コブシの隣にエゴノキがある。エゴノキの冬芽は小さくてなかなか見るチャンスがなかったが、コブシと同様低いところにあったので、写真に収めることができた。資料によると、大きいのが1つ、それに添うように小さいのが1つ付いているという。よく見ると、なるほどそのようになっている。小さいが、毛で覆われているように見える。試料で確認すると、星状毛を密生しているという。
階段下の藪にエノキの樹がある。この樹もなかなか分かりにくい。崖の下から伸びているので。上の道からは撮影できそうだ。冬芽らしきものを探したが、見当たらない。仕方なく写真を撮り、確認することにした。大きく拡大しても、どれが冬芽なのか分からない。再度挑戦したい。
エノキの冬芽?
記 平成25年2月23日(土)