公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

新芽の外皮がほぐれ始めた

220日(水)
 
  昨日は雪が舞った。今日は朝うち、日がのろかったが、次第に暖かくなってきた。寒さは残るが、春の陽気になっている。昨日雪の中で撮った写真の中に鮮明でないものがあったので撮り直した。
 
 ここに大きな蕾が出来ている。今まで上の方を見続けていたので、下にあるこの蕾に気づかなかった。定期的に11つ見ておく習慣が必要だった。「ここに何があったのだろうか」それが思い出せれば、この蕾が何であるか分かる。ところが、記憶が戻ってこない。「ここには何もなかった」そんな思いもしてきた。誰も新しく植えてはいない。昨年、一昨年の資料を辿っていくうちに。ここにボタンがあったことを思い出した。一昨年4月25日に撮影してあった。この蕾はボタンである。落葉木で幹は直立して分枝する(牧野植物図鑑)。間違いない。頂芽が非常に大きく、小さな側芽が沢山ついている。頂芽は外側の皮膜が取れ、赤く軟らかそうなものが出てきている。これが大きな花になっていくのだと思う。
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ボタンの新芽
 
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ボタン 一昨年撮影
 
 ヒメリンゴの新芽に赤いものが見えてきた。覆っていた燐ペンを押し上げ、出てきたようだ。軟らかそうで、しわがいっぱい入っているように見える。
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 ヒメリンゴの新芽
 
 コデマリオオデマリも一皮剥けはじめている。コデマリの芽は互生している。褐色の燐ペンから抜け出し、緑色の表皮が見える。先端は赤みを帯びている。この中に小さな花が仕組まれているのだろう。オオデマリは対になって芽がついている。緑灰色の短毛で覆われており、縦方向に筋が見える。モクレンの新芽を非常に小さくしたように見える。
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コデマリの新芽
 
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 オオデマリの新芽
 
 公園に1本のシダレザクラがある。「シダレザクラはまだほぐれては来ないだろう」と見ると、予想に反し、もう先端は燐ペンを突き破っている。白色の短毛で覆われており、まだまだ弱そうだに見える。
イメージ 6
 
  平成25年2月20日(水)