メジロを見る
1月18日(金)
強い空っ風が吹きつける。マフラーをしていても厳しい寒さが伝わってくる。空っ風は止むことがなく、いつまでも吹き続けている。
せっかく来たのでこの寒さの中、田園風景を楽しむことにした。水が干された田んぼにどんな植物が出てきているかさがしながら歩いた。畦道にちらほら小さな緑が見えるが、あとは土一色で何もない。それでもホトケノザとノボロギクが咲いていた。ホトケノザは小さいながらもこの寒さに負けず花を咲かせていた。ノボロギクは実に繁殖力の旺盛な植物である。見掛けはきれいでなく、人は関心を示さないが、1年中どこかで見ることが出来る。風の治まった暖かい日にはこの二つの植物も花を大きく広げることと思う。
ホトケノザとノボロギク
しばらく田園風景を味わいながらひとまわりしてきた。人が近づくとスズメが舞い上がった。どこへ飛んでいくのか止まって見ていると、右へ旋回したかと思うと、左に旋回する。遠く離れたかと思うと、近づいてくる。そのうち田んぼの中に舞い降り見えなくなった。大雑把に数えて、30羽以上はいるようだ。こんなに多くの集団で生きているんだ。
帰りがけ、先ほどヒヨドリが群がっていた樹を見ると、ヒヨドリとは違う野鳥がとまっている。幾分からだが丸く、ひとまわり大きい。もしかしたらムクドリか、そう思いながら写真を撮り確認した。嘴、足がオレンジ色がかっている。間違いないらしい。
家に着くと、庭木に小さな鳥がとまった。樹が小さく揺れている。逃げないうちに感で何枚か写真に撮った。写真を撮ると、体は黄緑色で目の周りは白色をしている。メジロに間違いない。寒い庭にも訪れるんだなあ。
記 平成25年1月18日(金)