公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

町内会主催防災訓練

122日(日) 

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  昨日の寒く荒れ狂った天候が、今日はうそのように風がなく、暖かになってきた。防災訓練をするのには快適な日和となってくれた。
 境内では、人集めのためと、家防部、婦人部の方たちが野菜売りの準備と炊き出しの準備で忙しくしていた。また、昨日の大風で境内は落ち葉でいっぱいだったので、町会の役員、神社の宮司さんなど総出で、落ち葉をかき集めていた。
 公園でも会場の設定が行われた。ヘルメット、軍手の用意、案内板の設置…と役員が総出になった。一方、消防団の方は煙体験の準備に入った。テントの設置、煙発生機器の調節と準備が進んだ。
 今日は消防団の方に大変お世話になる。10時前に消防団は車を出し、防災訓練の知らせをアナウンスしてくれる。町内としても呼びかけなくてはと、簡易スピーカーを手に持ち町内を一巡した。
 煙発生機器にはちょっとしたアクシデントがあったが、消防団の方の機転できちんと作動を始め、煙が発生してきた。準備が整った頃、例年よりも多くの人が会場に現れてきた。
 
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 煙体験用テントの設置
 
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 集まった人
 
イメージ 10イメージ 11集まった人                消防団
 
消火器の扱い
 
 各家庭に消火器は最低1つある。しかし、どこでも眠ったままになっている。こういう状況は当然のことで、これを使用するようなことがあっては大変だ。そのため、どうしても扱い方が疎くなってしまう。今日練習しても、いざとなると忘れてしまっている。体で覚えこむことは難しい。こうやって説明を受け、体験してみることは貴重な財産になる。軽視できないことと思う。
 
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消火器の体験
 
煙体験
 
 これは町会の防災訓練では始めての計画だった。計画段階から、いろいろなトラブルが続いたが、消防署のせつなる協力で、一つ一つ難を乗り越えてくることが出来た。当日の煙発生機器のトラブルでは、消防署、消防団の方が親身になって実現へ手を貸してくれた。煙の中に入ると視界ゼロが実感できた。目は役割が果たせない。壁や天井を手触りながら避難するしかない。もし本当だったら、呼吸も困難になる。体験することから、いろいろなことを学ぶことが出来た。
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 煙体験
 
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煙体験
 
放水訓練
 
 この作業は一般の人にはなかなか難しい。難しいが、手法を多くの人が心得ておかなくてはならない。消火栓は町内でもいくつか設置されている。マンホールに似ているが、周りが黄色い太い線で囲まれ、「消火栓」と表示されている。道路を歩くとき気をつけてみるといい。消火栓のふたの開け方を教わり、実際にやってみると、このふたがかなり重かった。健康で、力のある人がいないと対応できないことを知った。ホースを伸ばし、その先に放水口をつける。準備が整った段階で、放水に入るが、このとき消火栓を開ける人、放水する人、二人の間を連絡する人の3人が最低必要であり、しかも3人がしっかり合図をして行動しなければならないことを知らされた。男の人だけでなく、女の人も実際に体験してみた。
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消火栓
 
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放水訓練
  
炊き出し訓練
 
 避難時に、応急的に皆さんのお腹を満足されられるものとして、家防部長、婦人部長が中心になってトン汁をつくってくれた。材料などは数日前から買い揃え、直ぐに対応できるようにしておいた。神社の境内へみんなが集まる頃、天気が怪しくなり始めてきた。暖かいうちに訓練を終えることが出来たのは幸運だった。
 
 この防災訓練を行うために、多くの役員さんが準備に携わってくれた。買い出し、土木事務所、消防署、消防団等への連絡等いろいろ雑多なことがあった。この行事を行うことによって、今まで知らなかったことも沢山知ることが出来た。これらはこれからの町会運営の貴重な財産になることと思う。最後に、消防団の方のご協力に感謝したい。
 
 
  記  平成24年12月4日(火)