11月公園活動報告
11月7日(水)
秋が深まり公園の草木も冬支度に入った。ぼとぼとと落ち悪臭を放ったイチョウの銀杏もすべて落ち、匂いもだいぶうすくなった。一時は拾ったかと思うと、同じ場所に次のが落ち、拾うのと落ちるのが競争だった。公園や道路で悪臭を放った時も、いまは過去のものとなろうとしている。
悪臭を放った銀杏 吹き寄せられた落ち葉
イチョウは日本にのみ残されている生きた化石、古代植物といわれている。このイチョウには雄株と雌株とがある。銀杏が出来れば雌株、出来なければ雄株になる。イチョウの樹を見て、銀杏が出来る前に、これが雄株、あれが雌株と分かりますか。この判断は非常に難しいといわれている。でも、大まかな判断は出来る。イチョウの樹を見ながら雄雌の違いを見分けるのも樹木を見るひとつの楽しみになる。
イチョウの雄株と雌株の見分け方
1.枝振りを見る
雄株の枝は斜め上のほうに伸びている。
雌株の枝は横へ広がる傾向がある。
2.葉を見る
雄株の葉は2つあるいは3つ、4つに割れている。
雌株の葉は割れていない。
3.1.、2を組み合わせてよく見ると、ほぼ判定出来る。例外はあると思まますいが、皆さんもやってみ たらとお勧めしたい。
雄株・・・ズボンをはいている 雌株…スカートをはいている
公園のふちを紫色で飾ったヤブランは、すっかり花を落とし、再び緑と黄白色の葉だけになってしまい、キコスモスは茎が崩れるようになってしまった。去っていくもののさびしい姿が栄華を偲ばせている。
花を落としたヤブラン 茎が崩れるようになったキコスモス
記 平成24年11月7日(水)