金・銀の世界が広がる
10月22日(月)
10月も後半に入り、公園の草木も冬支度に入り始めようとしている。秋空の中、公園へ出かけるとイチョウはほぼ銀杏を落とし終え、葉が色づき始めた。
花壇の周りを紫色で彩ったヤブランの色があせてきた。細長い葉から突き出た長い穂にぎっしりとついた花には、あの艶々していた新鮮さはもう見られない。この花がなくなると公園は急にさびしくなる。
花が終わろうとしているヤブラン
さびしくなった花壇の中にニチニチソウが顔を出してきた。以前のものの復活だが、自然の営みの力強さを感じる。
さびしくなった花壇 ニチニチソウ
タマスダレや中央の公園をオレンジ色で人目とひきつけたキバナコスモスも萎れが目立ってきた。1つの花が落ち、2つ目が落ち…と少しずつ数が減ってきている。オレンジの空間から、地面の色がぽつりぽつりと目立つようになった。
萎れ始めたキバナコスモス
公園の寂しさから目を遠ざけると、京急の土手には金、銀の世界が眩しくなってきている。金はセイタカアワダチソウ、銀はススキ。激しく刈られた中から生き延びてきた。例年より背丈は低いが、今光り輝いて見える。特に、夕日に照らされて光るススキはなんともいえない美しさを感じさせる。
金の世界 セイタカアワダチソウ
銀の世界 ススキ
記 平成24年10月22日(月)