公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

神奈川区民まつり

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 朝起きると小雨がぱらついていた。今日は区民祭りの日になっている。雨天なのに出来るか、心配になり確認した。書類によると、雨天決行となっている。
 不安を抱きながら会場へ向かった。会場はいくつもテントが張られ、自分の所属のテントを探した。直ぐに分からず、一巡してしまった。よく見たら、入り口の直ぐ近くにあった。あまりにも近かったので、通り過ぎてしまったのであった。
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多くのスタッフは既に集まっていた。何か準備があるだろうかと心構えをしていたが、われわれの地区は出来合いの品物を販売するということで、並べるだけの準備だった。そのため早く集まっても、これといった作業はなかった。他の地域の様子を見ると、ガスの火をつけ炒め物や焼き物を作り始めたり、野菜を刻んだりと大忙しのようだった。
やむような感じのする雨も、いやらしくいつまでもぐずついていた。830分になると、「車を撤去してください」というアナウンスがされた。特設会場などを設定するためである。会場を埋めていた車がいっせいに移動し出した。雨は依然として降り続いている。
930分ごろ開会式があり、区民まつりが始まった。特設会場では軽快なリズムにのって太鼓の音が響きだした。音を聞きつけた人が特設会場へ集まってきた。瞬く間に綱で張り巡らされた外側は訪れた人で二重三重の輪がつられ、区民まつりのムードが高まり始めた。
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わが地区会場のテントへもお客が見え始めた。雨も少し小ぶりなになり始めたのか、人の出も多くなってきた。同時に客足も増え、販売作業も忙しくなってきた。注文を受ける人、袋を用意する人、金銭を管理する人…と自然と役割が出来、作業が能率的に展開されるようになった。どこからともなく、スタッフにビールが配られた。まだ小雨が続き、やや寒さを感じたが、その中で冷たいビールを飲んだ。かなり冷えていたが、気持ちよくのどを通っていった。ポテトフライのつまみも用意された。一口のみ、23本のポテトフライをつまむことが繰り返された。アルコールのエネルギーが利き出し、販売の忙しさにも勢いが出てきた。
わがテントへは、スタッフの女の子が父親に連れられて来ていた。その女の子は大変活発な子で、父親のそばでお手伝いを始めだした。この女の子の行動が目を引くようになり、販売力に勢いがかかってきた。一時は品物を持ってセールスとばかりに、テントの近くで来る人に声をかけた。この行動がさらに人気を呼んだ。おかげで、1日の予定が午前中で早くも完売となってしまった。
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午後天気は回復し、日が射し始めた。日が射すとまだ暑さが感じられる。木陰やテントの中へ避暑する人が多くなった。特設会場では催しものが続いていた。
わが地区は何もすることがなく、手が空いてしまった。同じテント内の隣では大変忙しそうだった。どうせここにずっといるなら、販売を手伝うことで時間をつぶすことにした。たこ焼き、から揚げ…と多くのお客がひっきりなしに来た。大忙しである。こちらも3時を過ぎたころ完売することになった。
特設会場では浦島中学校の吹奏楽部の演奏が始まった。大きく響き渡るトランペット、クラリネットフルート…の音が会場を埋めた人の心をうった。
フィナーレを飾って抽選会が行われた。当たった人にはそれぞれ景品が配られた。わが地区のスタッフは全滅だったようだ。
 
記 平成24107日(日)