石見銀山で見た野草-3
10月4日(木)
石見銀山からの帰り道、小道を歩いていると紫色をした珍しそうな花に出会った。比較的大きな葉を対生につけており、つる性のように見える。青紫色の筒状の唇形花をつけ、上唇は3裂に分かれているように見える。花の開花口の広さに比べると筒の長さが長く感じい、面白い形をした花である。アキチョウジらしい。
アキチョウジ
ヨメナ ?
ホトトギスが咲いている。この花は、よく日陰の斜面に見る。面白い花の形をしていて、どこが花びらで、おしべか、めしべかが分からない。図鑑などによると、めしべは3裂、先が2裂するというが、ちょっと見たところでは識別できない。不思議な花である。
一風変わった形をした白色があった。秋の山間部へ行くと、よく見かける花だったが、今までそれほど詳しくは調べていなかった。オトコエシ、ヒヨドリバナなどの名前が浮かんできたが決め手がなかった。また詳細についてもメモしていなかった。「よく調べておくのだった」と後悔した。図鑑などで照らしあわすと、ヒヨドリ花に一番近いように見える。
カヤツリグサに似たものがある。ヒメクグの名前が浮かんできた。「こんな山奥にこのようなものが入ってきているのか」と疑問を持った。でも図鑑で調べてみるとどうも確からしい。雑草の繁殖力に驚かされた。
ヒメクグ
くぼ地に大きな葉をつけた樹木らしいものがある。枝は赤みを帯びていて葉が大きい。葉には長い柄があり、下のほうは四角形で、先が三角形をした形をしている。図鑑で調べると、アカメガシワになるらしい。
記 平成24年10月4日(木)